町田康

スージー・ズーって知ってますか? 里帰りした時に、姪っ子にそれをねだられて困った。困ってしまって職場の女の子に助けてもらう事になりました。ありがとうございます。この恩はそのうち忘れますが、一応それなりに形として礼はします。



山本精一の『ゆん』と『ギンガ』が愛読書。とにかくアホの様に繰り返している。氏の音楽よりも、全然繰り返している。なんで山精の本を繰り返すか?っていうと、面白いから。こういう、随筆集とか短編集が好き。読みやすい。しかも山精のそれはニヤニヤ読める。マンガに近い感覚だけど、大人という自覚を持ってマンガを買う事をやめてからは、読む楽しさを文章にも求めるようになった。それのうってつけが山精。

でも、繰り返し過ぎて、さすがに飽きてきた。他にこういう楽しい文章を読みたいのだけど、ガキな頃はカッコつけてシリアスなモノばかり読んでいたので、どういう作家が面白い文章を書いているのかわからない。困ったと思っていて、思い出した。町蔵兄さん。この人の文章は面白い。ニヤニヤさせてくれる。だけどJ文学とかいう言葉が出てきて、それとして扱われだした頃からカッコ悪い気分になって読むのを止めていた。だけど歳も重ねて、そういう風に避ける事の方がもっとカッコ悪い事を知っている。なので町蔵兄さんの本を読もうと思った。しかも止めたおかげで、ハードカバーじゃなくて文庫本でいくつも読んでないものがある。倖いラッキー。



とりあえず3冊を手にした。『浄土』と『パンク侍、斬られて候』と『東京飄然』。帰郷時に読んでいたのが『浄土』。こっちは短編集。ちょっとした時間に読めば、丁度1つのストーリーが終わる。なので逆に大事に読んでしまった。今は『パンク侍、斬られて候』。これはタイトルが好きすぎる。パンクと入れば大体好きになる。涙が出るほど痛いパンク、、、そのログでこれはまずいか・・・。