Suicidal Tendencies

ヘヴィメタ病じゃない時でも度々耳にするのがSuicidal Tendencies。活動停止したときには落胆。その後の再始動時には大喜び。だけど、リリースされたものはパッとしていない。

Still Cyco After All These Years』が個人的なベスト。至高のスラッシュ・メタル。これは当時プレスされていなかったS.T.の1st『Suicidal Tendencies』を再録音したもの。スラッシュやメタルを好まないロック好きにもうけた『The Art of Rebellion』の後のアルバムで、『The Art of Rebellion』がスラッシュなS.T.を抑えた内容だっただけに、それを経て原点回帰して強度が増したスピード感が凄い。あ、でもやっぱ『The Art of Rebellion』もカッコいいんだよなあ。この2枚はとにかくヤバイ。



この間、9月に『Year of the Cycos』がリリースされてるのに気付く。本国では昨年出ていたみたいなのだけど、オレはDisk Unionが輸入して帯付けて流通させてから気付いた。

といっても『Year of the Cycos』はS.T.のアルバムという事ではなくて、S.T.ファミリーというか、S.T.を中心にInfectious GroovesやCyco MikoといったMike Muirのバンドがコンパイルされている。

14曲中7曲がS.T.の曲。オムニバスなので少々高をくくっていた。だけど違った。ここに収録されているS.T.は凄い。元々ハードコア・パンク的だったバンドがメタルの色を使う事でスラッシュ化したS.T.のらしさが存分。そういう強いS.T.の中に時折ファンクなI.G.、S.T.よりはメタル色が薄いC.M.が変化を加える。そして、No Mercyというこれまでに音源が発表されていなかった(?)ユニットの曲も1曲収録というオマケもあり。

結構、かなり、もしかしたら今年リリースされたもので1番繰り返したアルバムかもしれない。



そしてこれ!! Metallicaに入ってしまったRobert TrujilloとS.T.の再会セッション!! そしてなんとFishboneに入ってしまったRocky Georgeも!!







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VA 『Year of the Cycos』