2018/5のライブ観賞 6本

5/1
守谷美由貴TRIO@昼ピ
ハービー・ニコルズの聴いてやっぱりモンクを思って、してその曲とオーネットでの守谷のアルトのイマジネーションはドルフィーを思わせた。2ndの「むかしむかし」で『Gentle November』が頭を過ぎる。ほぼ余計をしてないジャズなんだけどそういうスタイルはコアって事だと思う

5/4
八木美知依は本田珠也と道場というユニットがあるけれど、本田と同じドラムの田中徳崇とデュオはテーマ設定してからの演奏という事もあってか、ロックの感触が濃い道場とは違った音楽。最近の道場が道場破り無しという状況での演奏が続いてその結果ユニットとしての方向が固まりつつあるので八木&田中の組合せは新鮮に聴こえた。なので個人的にはこの組合せの演奏も定期的に継続して欲しい

5/12
2回目のアンコールでVenusを演った事で完璧にThe Roosterzだった

5/19
昼ピでICTUS TRIOという贅沢。リーダーの本田珠也のビートと楽器的に中心になる佐藤浩一がありながら須川崇志のアコべが耳に残るライブだったけど、2ndの佐藤の曲で感情の赴くままとは違う本田の知性の塊のようなドラムソロはバンドの持つダイナミックレンジを体現してるように見えた

5/22
Syzygysはヴァイオリン奏者とキーボード&ラップトップ使いの2人組でSuicideとClaudia Quintetを足して2/7にした感じの緩い変態
小さい音で始まったIlan VOLKOV + Jim O'ROURKE + Samuel DUNSCOMBE + Joe TALIAは音響派に陥らず音のサイズを自由に扱ってフリージャズも感じる展開だけどやっぱり音色を聴かせる。それぞれの抜群のセンスの中で一番耳に残ったのはタリアの音の扱い方でドラムセットはビートの為だけではないという事

5/25
ピアノの内部奏法を理路整然とした音で鳴らすPak Yan Lauと、Pakに対峙しつつも全体を楽曲的に纏めようとしているように見えた八木美知依。音がどんどんプリミティブになっていく感じは2人の奏者が卓越した楽器のコントロールが出来るからだと思う。とにかくPakは見逃し厳禁