ワタツミ・ヤマツミ

Soul Flower Unionの『ワタツミ・ヤマツミ』は、個人的に、初めて、日本の音とロックを掛け合わせたやり方の音楽で、違和感を感じなかったアルバム。その前の『カムイ・イピリマ』は聴いてなかったけど、それを後追いで聴いても、『ワタツミ・ヤマツミ』方が、より、個性的な音だと思う。どこかで誰かが同じような事書いていたけど、もし外国人に日本の音楽を聴かせるとしたら、SFU、しかも、『ワタツミ・ヤマツミ』だと、思っている。簡単に言えば、SFUと『ワタツミ・ヤマツミ』は、日本って国を代表している、と、思っている。なので10月のロフト、Tha Blue Herbとのカップリングでこのアルバムの曲がそれまでより多く聴けたのは嬉しくて、なるべく近作を聴くのがオレのやり方なのだけど、それ以来、『ワタツミ・ヤマツミ』の再生回数が、また、増えた。
山根麻以さんという歌手については、知っているわけじゃないけれど、時々名前を目にすることはある。その妹が山根栄子さんという歌手らしい。この2人、『ワタツミ・ヤマツミ』に参加しているらしく、それは、山根栄子さんの訃報について中川敬がツイートした、さっき、知った。全く知らない歌い手だけど、オレはこの人の声を何度も聴いているって事か。何も知らなかったくせに、寂しい気持ちになる。
山根栄子さんのご冥福をお祈り致します。聴き分けきれないけど、オレはこれからも貴女の声を聴きます。