映画「フラッシュバックメモリーズ3D」公開記念!

あー、参った。こら、カッコいいな・・・。当日券無しって事は、今夜の渋谷WWWは満員だったって事。ので、視界はどうでも良かったのだけど、結果的に階段のとこに立つ事になって、視界はガッツリになった。が、実はそこ、ちょい、危ないので、ホントは視界が狭くても足元の不安が無いところがいいんだけどなー、って思ってたら、開演。
オレとしては珍しく、知人から借りたCDを気に入った事があって、それがGOMA & The Jungle Rhythm Sectionだった。そのCDの持ち主自体は直接知らんのだけど、そいつの嫁が知人で、その旦那は、ディジュリドゥを趣味にしているらしく、それでGOMAのCDを持っている。GOMAは何年か前にDHPの初回に参加していたのを聴いているのだけど、まあそれはGOMAの音楽ではないので、そのCDでGOMAの音楽に興味を持った。が、借りたCDを自分で買うってのものなかなかってな気分のままで、GOMAの事故を知る。なんか、複雑な気分だったけど、昨年演奏活動が復活して、『I Believed the Future.』がリリースされて、即購入。ライブ音源も入ったそれ、やっぱカッコよくて、これはライブを経験しないとまずい。と、思ったのだけど、昨年のリキッドルームのライブは行けなくて、んーってなった。けど、今夜のライブを知って即チケットを購入。した。
GOMA&JRSはテクノのライブ演奏。だと、言い切ってもいいと思う。4つ打ちが主軸になっている。勿論色々バリエーションするのだけど、根本は、多分、間違ってないと思う。恐るべき剛腕の辻コースケと、色づけ多彩な田鹿健太という2つのパーカッション。そして、パーカッシヴなセンスと音色をドラムに持ち込む椎野恭一。この3者のビートの上、GOMAディジュリドゥはベース音でありつつも、旋律で、そしてその音はシンセサイザーの様にも響く。このバンド、構造シンプルだけど、圧倒的にグルーヴしやがる。楽しい。というか、嬉しい。一時期、ディジュリドゥが楽器である事すら忘れた男が、WWWを満員にして、皆を揺らし続けている。この場にいる事が幸福。ので、またしても、41歳の自分のユラユラを更新した。それは足元が階段という不安が的中するような状態で、何度も足踏み外しそうになったけど、それでも止められない。こんなの聴いて、足元気にしてられなかった・・・。
今夜のライブは『フラッシュバックメモリーズ』というGOMAドキュメンタリー映画の公開記念、という事で、演奏中はTHE RKP a.k.a ROKAPENISというVJが映像を投射するのだけど、これがサイケ含みでスピード感もあって、それを見つつ。個人的にはあまりVJっての印象に残らんのだけど、今夜のは、面白かった。して、アンコール時、映画を撮った監督がGOMAに呼び込まれてステージに上がり、そこから見る状態にビックリしていて、それがおかしかったのだけど、あー、このハコ、サイズとしては中規模だけど、スローヴの関係で、普通のハコのステージから見るよりも観客の埋まっている感、強いかも。
しかしここ1週間は、Para、Seun Kuti、そしてGOMA&JRSと、音楽の楽しさを感じるものに恵まれた。恵まれすぎた、かも。