帰路、レコファンのコース、と、その帰路

狙いはあった。D'Angeloの『Live in Oslo』。まあいわく有の作品みたいだけど、今の気分ではこれは欲しい。が、無かった・・・。が、「こんなの出たか!」を発見。Sugarのリマスター。『Copper Blue』と『Beaster』と『File Under: Easy Listening』の3枚が一挙に。ニヤニヤして購入した。が、今このためにamazonをチェックして気付いた。実はオレが買ったのは2セット。『Copper Blue』と『Beaster』が1セットになっていて、更に未発表と思われるライブ盤が付いている。3枚組って事。『File Under: Easy Listening』は2枚組み。が、amazonにあるやつはそれぞれ独立していて、更にDVDが付いてたりする・・・。これは、、、って調べると、USとEUで違うらしい・・・。オレが買ったのはUS盤らしく、まあ、お試しで買うならこれでOKだろうけど、オタクとしての購入なのでこれは今回はamazonの方が・・・。んー、これはちょっと困ったな・・・。
で、その帰路、シアターNに向かう。勿論『ドキュメント灰野敬二』観賞の為。オレは大体最終週とか楽日とか、そういう日に観にいく事が多いのだけど、今回は前夜のライブでJohn Cageの曲を聴いたし、連夜でケイジを、、、と・・・。
公開初日から丁度1週間なので、まあ、ネタ晴らしはしない。が、ドキュメンタリーなので、別にそんなのいいのかも知らん。なんていうか、こういう映画って、一旦、或いは完全に終わったものが多いのだけど、現在で進行形、しかも、そのライブに接する機会は少なくないというものを、こうやって映画という形で観るのはなんか不思議な気持ちもある。ついこの間、高円寺Highでこの映画のイベントでその音も確認している。でも、これまで知らなかった事を知って、その生い立ちも知って、更に、現在のやり方も知る事が出来る。ナスノミツルと高橋幾郎との不失者としてのリハとか、ちょっと驚くようなやり方だった。あーそういえば、この前の不失者って亀川千代とRyosuke Kiyasuという演奏者だったらしいのだけど、これってもしかして不失者はメンバーを固定せず、まあある程度そこに選ばれる人は限定しているのだろうけど、そういう流動的な形ってことなのだろうか? やっぱ、小沢靖に対する気持ちが、新しい不失者では違うやり方を選ばせたのだろうか?って、映画を観ながら思った。小沢さんへの気持ちのところ、グッとくる。
物販で劇場限定というサントラを購入。パンフは、まあいいかってスルーしてしまった。とにかくこの映画は、これまでの事ではあるけれど、これからの為のテキストでもあると思う。灰野ファンは必須だけど、ここから始める人がいるのもあるだろうし、そういう人たちは初めて接する灰野の生音を探すと思うのだけど、それは大きい楽しみだよなあ。ある意味羨ましい。