帰路、レコファンのコース、と、その帰路

多分今年の、リリースされるものの中で、も、結構大きな注目の1つはThe Beach Boysの『Smile』だと思う。これのリリースの報を受けて、調べたら『Smile Sessions』という、スペシャルな盤が・・・。で、これは、まあこういうものは解説もじっくり読みたいので日本盤が欲しいなあって思ったけど、その時は日本盤の情報がつかめず、仕方なく輸入盤をオーダー。が、最近になって、日本盤も出ることを知り、慌ててネットで調べてみたら、どこもかしこも受付終了・・・。あー、なんか、むかつく。と思ってたら、昨日の昼休み、それでもしつこく検索したら、なんと、まだオーダーできるところを見つけて慌ててオーダー。ホントに手に入るんか?って思ったのだけど、ちゃんと受注のメールが来て、おー!って思って、輸入盤のオーダーは取り下げた。して、でも、まだ日本盤のリリースは先で、でも輸入盤はすでに出回っているのでなんなら1枚もの買っちゃおうかなあって思ってレコファン。が、無かった。あったのは輸入盤の『Smile Sessions』とアナログ盤。んー、まあ、仕方が無い。って、他をチェックすると、結構色々出ていて、これはこれで苦しいなあ、と。で、考えて、Matthew Sweetの『Modern Art』、Iggy and the Stoogesの『Sadistic Summer Live 2011』、そして、どうしようか悩んだ挙句、やっぱ無視は出来ないなあってことで、Bjorkの『Biophilia』を手に取った。
って、手に入れたので、さっさと帰って慌てて聴けばいいものを、足は桜ヶ丘に向かう。シアターN渋谷に行く。そこで、1週間限定のレイトショー、Black FlagとGermsのDVDを上映という、なんともなのを観にいった。どちらもDVDでリリースされているって、知らんかった。まあ、DVDを買うのもいいけど、買ってもそう繰り返さないので、こうやって見れるのはいいかも。しかも今日は水曜なので¥1,000だし。で、Black Flagのから始まる。まだ背中にはSearch & DestroyのタトゥーしかないHenry Rollins。髪も長い。音のバランスは悪いし、カメラも正面からのものは全く無い。そんなブート崩れのものだけど、やっぱニヤニヤガンガンとなってしまう。MCも歌詞にも字幕があって、これが時々半笑いしてしまうような字幕だったりするのだけど、まあいい。Rollinsの咆哮、アヴァンも挟み込むGreg Ginnのギター、ストイックかつタイトなBill Stevensonのビート、こんなむさいバンドには似合わない紅一点でベースのKira Roessler。これを1時間ほどガッツリ見るって、そういう事を考えたり期待したりって、実は全くしたことが無かったのだけど、ドコアの代名詞的なの、今更だけど見れて良かった。
続いてGermsのライブ映像。こちらは20分ほどというもので、映像も音もBlack Flagのより更に劣る。けど、Darby Crashの奇行、それがちゃんと収められた映像で、なんか、この本物のヤバイのを映像として見るっての、なんか変な気分だった。乱闘騒ぎになって、なんかなあってなって、突然終わる。へ?って感じで、すると客席からなんかどうしたもんか?って感じの笑い声もあって、まあ、そうなるよなあって、思った。でもこれも、やっぱ、見ることが出来てよかった。このDVDを手にしても、とても繰り返す気にはなれないと思うので、映像のサイズや音量を考えても、今夜、シアターNでこれらを見れて、よかった。