帰路、レコファンのコース

午前中、勿論仕事中。いまだにCDジャーナルの発売日がわかってなくて、それを前から定期購読している関西人に「今月号もう出てるんだっけ?」って訊ねたら、「出てるで」と。ならってんで、昼休みに近くの本屋で購入。で、それを見ていると、あーこんなの出るのかって、いくつか。とりあえずその新譜情報と「じゃずじゃの息子」だけを読んで、なんとなく今日のレコファンでの購入予定をたてる。が、狙ったものは見当たらない。そういえばリリースされているかどうかをチェックしてなかったな。まあ仕方ない。という気分で、おおおお!って、なる。Lou Reed & Metallicaの『Lulu』がある!!! この組合せでアルバムが出るって知ったときは、やっぱさすがに驚いた。けど、『The Raven』から8年ぶりのLou Reedの新作ってことで、まあマジで、今世紀最大の待望がやっと、来た。ネットの店では11月扱いだけど、レコファンでは既に店頭にある。もうこれで、ホント、満足。が、時間はあったので、一応うろつく。して、早川義夫の『花のような一瞬』の中古まで見つけて、もう、言う事なし。もう、これ以上、何か探してはいけない。これ以上は、もう、無い。クラクラ、した。
勿論、今、『Lulu』を聴きながら。勿論、何を歌っているのかは、全くわからん。Metallicaのアルバムでも、一応あるわけなのだけど、まあこれは、Lou Reedのアルバムであるというのが、大前提になっている。Metallicaは、スラッシュ好きなオレとしては元々は好きなバンドだったのだけど、『Load』で止めた。なのでかなり久々にこのバンドの音を聴いているのだけど、Lou Reedのやり方をバンドの個性は見せながらもサポートする、と言った、とこだと思う。相性がどうとかこうとか、っていうより、全然、イケテル。カッコいいだろ、これ。Lou Reedは来年の3月には70歳になる。これ、そんな年齢から想像出来る音じゃないな。Lou Reedって坂田明より年上でPeter Brotzmannとほぼ同い年、なんだよな。ロックにも、こういうヤバイ人、いるんだよ。参ったと言うか参るというか参りまくると言うか。もうこれ、間違いなく今年のベスト。Lou Reedは伝説じゃなくて現実。昔の名前でロックしている連中とは、全く違う。