King

アメリカの議員が、8/16はElvis Presleyの命日なのに「Happy Birthday」と言ったとかいうニュースを見て、さすがにそれはダメだろと、半笑い。って事で、久々にElvisを再生中。ガキの頃、なんとなくElvis Presleyという名前を覚える。存命だったかその後だったか、そういうギリギリの頃だと思うのだけど、オキナワという田舎のガキのオレがElvisの名前を覚えるキッカケなのだから、多分、逝去のニュースが駆け回って、それをなんとなく記憶したってのが、多分正解だと思う。
名前しか知らない状態で、中学なガキの頃にその姿を、写真で見る。後年の姿。それを見て、カッコいい存在とは全く思わなかった。なんか丸いし、もみあげが妙に長いし、しかも「ジュディ・オングかよ」って思うような変なヒラヒラの付いた服・・・。うーん・・・。ってなもんだった。
して、サッカーを諦め音楽小僧になる高校なガキの頃、ロックが全てだと思って、なら徹底的にってなって、足跡をたどる。勿論、ロックンロールにたどりつく。そこでロックンロールのシンプル且つ短い楽曲の数々に嵌る。佐野元春が「悲しきRADIO」で歌った「Gene Vincent、Chuck Berry、Little Richard、Buddy Holly」を中心に、勿論Jerry Lee LewisやEddie Cochran、Fats Domino、Bo Didleyと、ロールしまくった。して、Carl Perkinsを聴きつつ、やっぱ、そろそろ、Elvis聴かないとなあと思いつつ、でもなあって思った。けど、なんやかんや、Elvisは象徴。それを知らんってのは、まあ、ダメだろ。って思って、考えて、RCAの作品じゃなくて、ロックンロールが生まれた作品の1つという言い方もあてはまるSunの作品を手にした。で、即、「すみませんでした」って思った。正しくロックンロールな作品集。これを聴くまで、オレがElvisの曲で知っていたのは「Love Me Tender」と「Can't Help Falling in Love」だけ。しかも、「Can't Help〜」はCorey Hartの歌唱で知っていただけ。どちらもスローなラブソングだけど、Elvisはちゃんと、カッコいい、ロックンロールだった。見た目も、なるほど、この頃のElvisは確かにカッコいいって思った。
その後、中古で60〜70年代のアナログを買ってみたりとかしたけど、Sun〜RCA初期の50年代が特別。なので個人的には、ジャケットもイケテル『Elvis 56』というコンピがお気に入りなのだけど、でも、「いつでも心にパンクを」、という姿勢なら『Elvis Presley』は必須。特にこのジャケット、な。
50年代しかマトモに聴いてなかったけど、JXLが「A Little Less Conversation」をリミックスしてヒットさせたのを聴いて、あー、この曲しらんなあって思って、調べたら60年代の曲だったので仕方ないのだけど、そのオリジナル、聴いてみたいなあって思って、たまたま、聴く機会があって、「おお!」だった。リミックスの何倍も、オリジナルがカッコいい。そうか、60年代にも、こういうカッコいいの、あるんだな・・・。ちなみに最近、NIKEのCMでも使われている。