Marc Ribot

Marc Ribot、を、意識するきっかけは、、、またしてもだけど、「じゃずじゃ」だった。『Requiem for a What's-His』が紹介されていた。買ったさ、日本盤で。が、これがまた、「なんでそこでそうなる?」っていう音楽を展開していて、当時のオレには理解が難しく、けど、不思議と、何度も聴いた。けど、金のない時に『Requiem for a What's-His』は1度手放していて、その後輸入盤の中古を¥300ぐらいで買い直した。
まあそれで名前を覚えて、したらRibotElvis CostelloとかTom Waitsとか、更にSionの作品にまで参加していて、それ以前から実は音を聴いていたって知って、なんかなあって思ったのだけど、なんか嬉しかった。で、毎度のごとく、やはり独奏の、ヤツが好きで、『don't blame me』が、最愛盤。Ribotが徹底的にジャズした唯一盤じゃないか?って思うのだけど、だから、あの独特が際立っている気がする。なんか、どこか、微妙に外してくる。これが、1フレット間違えて押さえたかの様な外しで、そのせいで余計、印象が強くなる。聴いていると、涎が出る盤。
最新の独奏集『Silent Movies』は昨年の10月に手に入れて、今日まで感想を書くことを避けていた。微妙の加減が、更に微妙になっていて、何も知らずに聴いたら曲によってはRibotとは気付けないかもしれない。少し改心したのか?って思って聴き進めると、「Bateau」の様に、Ribot以外ではあり得ないのがあって、やっぱ、相変わらずが炸裂しててニヤニヤする。生ギターがメインで、音質も独特だし、一筋縄しない。って、そんな感じなので、結局何度も聴く。繰り返す。アヴァンにギョギョギョギョってやるバンド作も面白いけど、Ribot独特の叙情性が出てくる独奏は、やっぱ、特別だと思う。
さて、明日はEric Dolphyの命日なので、女子ジャズな皆さんは、ぜひ、Dolphyを聴いてください。オレも勿論、明日はDolphyしか聴かない。