Arto Lindsay

明後日、7年ぶりにArto Lindsayのライブを見ることが出来る。gütからソロ名義でラテンでアヴァンなアルバムを出すようになってから、それに伴うライブは、毎度、見てきた。7年前は代官山のUNIT。あれから7年経つのか・・・、んー・・・。ログを書くようになってから、Lindsayは来日も無いしCDのリリースも無いので思い入れを書く機会が無かったのだけど、まあ、そんな事とは関係なく勝手に書けばいい、ってなもんだろうけど、なんとなく、待ってみた。で、やっとの機会なので書きまくろうかと思ったけど、止める。でも、少し、書く。
個人的に、エレクトリックなギターの革命は3回だと思っている。最初は勿論、Charlie Christian。この名前を最初に挙げないヤツは、エレキに対してモグリだ。と、勝手に思う。次は勿論Jimi Hendrix。して、流れでバレバレだけどLindsay。Lindsay以降、明らかに今までとは違うエレキは知らん。まあ多分、あり得ない。って書くと、あのLindsayのギターにのみ注視しているようになってしまうけど、違う。gütからソロ名義でアルバムをリリースするようになってからのLindsayの音楽が、モノ凄く、たまらん。最初の2枚なんてLindsayはギターを弾いてない。それなので、そのライブに足を運ぶときは、Lindsayのギターは聴けないもんだと思っていたら、しっかりあの12弦なエレキを手にしていて、で、当然あの音で、嬉しすぎて笑った。その時の連れは、オレが終始ニヤニヤしていたのを気持ち悪く思ったらしいけど・・・。
ソロ名義のLindsayのアルバムは、どれも、モンク無し。けど、徹底的に好きなのは『Noon Chill』と『Prize』の2枚。この2枚は、傑作と、勝手に決め付ける。Lindsayの傑作じゃなくて、音楽の傑作、だと思っている。
今回の来日はバンド編成じゃないうえに明後日の共演は大友良英なので、多分、そういう音楽なのだと思うけど、まあ、それも楽しいはず。とは言いながら、これまでLindsayの傍には必ずMelvin Gibbsという超強力なベーシストが居たので、それが、ちょっと、寂しい・・・。