昨日だったか一昨日だったか覚えて無いけど、TVを見ていて、被災地の避難所で高校生ぐらいの女の子が、自分も被災者なのに皆を励ましたいと言ってトランペットを吹くという映像があった。少したどたどしくもしっかりと「上を向いて歩こう」を吹いた。色んな世代が居る場所で、誰にでもわかる曲という選曲だったみたいなのだけど、なんでこんな泣きメロの曲吹くかなあって思った。したらやはり、ご高齢の方が涙をこぼした。こういう時は元気な曲を選ぶべきじゃないの?って思ったのだけど、でも、すぐにやっぱりこの選曲は正しい気がした。あの地震から必至に避難して、家族や知人がどういう状態かわからない人もいる。オレはまだ知らない強烈な恐怖の後、みんなが集まる場所で過ごしている。多分ずっと気が張ったまま。小さな子供も居るその場で、大人以上が簡単に涙を見せる事は出来なかったはず。けど、それを音楽で解しちゃったんだなって思った。あのメロと、頭に浮かぶ歌詞が、泣かしてあげた。なんとなく、そういう時間も必要だと思った。泣く事で、また頑張れるんじゃないだろうか?って思った。
マルエツ(プチ)も、徐々に元の品数を取り戻していて、ホッとした。相変わらずトイレットペーパーと即席ラーメンは空っぽだけど、それ以外のものが揃ってきた。良くも悪くも東京は、もう、平静を取り戻しつつある。鉄道がある程度走る状態になり、輪番停電も、該当地区の人達は諦めている。原発の危険度は全く変わらないのにな。
で、こんな中、またしても上関では原発の工事を続けようとしているらしい。気が狂ってるとしか思えないというより、間違いなく気が狂っている。キチガイなんだな、中部電力のお偉いさんは。そしてキツク言いたいのだけど、そのキチガイに命令されたからと言って、工事をしようとする連中に対して、もう同情は要らないと思う。原発に何かが起きるとどういう事になるか、それを今見ているはず。何かあったとき、被爆覚悟でそれを回避しに向かえますか? そんな覚悟無く、ずっとそこに住み続けている人達の生活を奪うような真似は止めるべき。というか、被爆覚悟でやれるとしても、やめろ。