昨夜帰る時、その序盤で2人の知人にメール。1人は関西人で、もう1人は時々ランチするサッカー好きの子。そのサッカー好きは同じフロアで仕事しているけれど別部署なので、オレが帰る時点ではこの後どうするのか声をかけることは出来なかった。なので一応メールして、その帰路中に関西人からの返信はあったけど、サッカー好きからの返事は無い。状況的にノー天気に見えるメールなので無視されたかなって思っていた。昨夜は片付けとTVの映像とで眠ることがきなかった。すると4時過ぎにメール。そのサッカー好きの子。その時間になって、やっとメールが届いたらしい。結局帰宅は叶わず会社で過ごしている。メールが来たのだからわかっているのに、「大丈夫? 眠れる?」としか書けない。返ってきた答えは「余震が怖くて眠れない」だった。そしてちょうどブレシアインテルの試合が始まる時間。TVで災害の状況を追い続けると気がめいるので、こういう息抜きを選んでいた。けど、オレは有料TVは見ないので、ネットで、勝手に無料放送してくれるあれを見ている。インテルには長友が居る。彼が居ることで、インテルはこの試合を震災の被害者達への気持ちを表す試合として喪章をつけることになった。そして対戦相手のブレシアもそれにのってくれた。長友は勿論、スナイデルエトオマイコンといったスター選手達が被災者達にエールを送ってくれる。とりあえずその事と、PCのモニターに映る映像を無理やり写メ。

結局オレが出来る事はこんなもん。というか、その子とオレは同じ立場でしかない。違うのは、職場から住処までの距離。東京でも被害はあったけれど、そんなものは知れている。なのでこんなことじゃなくて、オレが出来る事は何か?って考えた。というか、それは以前の中越地震の時に考えて答えは出ている。本当の意味で出来る事は1つしかない。寄付をする事。勿論、賢明にエールを送る事も力になると思うけど、それはやはり、プロスポーツ選手や芸能人の様な存在のそれが、より、効果的。だからその人達は、エールを送るだけしかし無くても、与えるものは大きい。市井のオレ等は、エールを送りつつ、お金も送らなければいけない。ボランティアとして現地での活動に携わることも大きいけれど、それが出来ないのなら、せめて少しでも寄付をして、あの苦しみに現実的なエールを送る必要がある。
情報伝達としてTwitterが活躍しているようだけど、それを眺めつつ、でも、あまりにも拡散していると思った。それぞれが被災者にとってよいと思う事を書き連ね、それをRTしている。その動きに連帯感が見て取れるのは頼もしいのだけど、あまりにも多すぎて、実際に現地の被災者にとってわかりやすいだろうか? 停電が続いている状況で、限られた電力の中で欲しい情報を探そうとした時、今のTwitterの情報の散乱は整理が足りない。折角ハッシュタグというやり方があるのだから、それで整理してわかりやすくしたほうが良いと思う。
UstreamNPO団体原子力資料情報室による福島原発で起きていることの解説を見る。大体でしかわかっていない原発の仕組みと、今、福島原発で起きているトラブルが何なのかを、元原発設計者の方が出てきて解説。それを見て、今福島原発で懸命に頑張っている人達に希望を託し、それと同時に、やはり今すぐにでも原発を停止して欲しいと思った。今、この状況で原発の是非を言っている場合ではないという意見も目にしたし、個人的にはそれもわかる。けれど、東海地震は来ないかもしれないけれど、今、起きるかもしれない。そうしたらどうなるのか?
あ、今、バイエルン対ハンブルガー見てるんだけど、こっちでも喪章している。これもエールだとしたら、やはり嬉しい。被災者の人達に知ってほしい。