Captain Beefheart

じゃずじゃ氏の呟きでCaptain Beefheartの訃報を知る。個人的にはあまり聴きこんでいないミュージシャン。だけど2年半前のThe Jack and Jim Showは見ている。その時のログにも書いたように、Beefheartのもので聴いていたのは『Trout Mask Replica』と『Grow Fins (Rarities 1965-1982)』とZappaとの『Bongo Fury』で、それは現在でも変わっていない。でも気にはなっていて、レコファンで割引セールの時にはBeefheartの枠をチェックしていたのだけど怪しい中古盤しかなくて、それはちょっと違うと思い、数が増えてなかった。それと『Trout Mask Replica』の凄さが、他のCDを聴いてもこれ以上の体験は得られないという気分にさせていた。
だけどこんな報があれば、音楽ファンの儀式の様に手持ちを聴く。『Grow Fins』を一気。『Trout Mask Replica』のデモなセッションを含むこの作品のその部分は、『Trout Mask Replica』を聴く事に引けを取らない。それだけじゃなくて、それ以前も印象的。ブルースとロックとフリージャズとをあわせてアヴァンとしてしまってもいいし、そんなのにしなくてもいい。このデコボコな音楽はただの強烈な存在感。ある時期からのTom WaitsはBeefheartの真似じゃねえの?って、思ったりもする。
という事で、今更ながらamazonで適当に選んでオーダー。動機がイマイチなのは自分が一番わかっている。けど、もっとBeefheartの音を聴きたいという欲求を知らん顔出来ん。

R.I.P. Bloodshot Rollin' Red