Little Creatures

予定通りLittle Creaturesに足を向ける。Tortoiseぶりのラフォーレミュージアム六本木
チケットにはオールスタンディングと書いてあった気がしたけど、思いっきり椅子が並べられていた。「へ?」と思いつつも、とりあえずビールを買って一服。中に入って、ステージが中央に設けられていることに気づく。まあこれならどこに座っても一緒だな、と思い、入ってすぐ近くの空いてる席に着席。程なくしてリトクリの3人が入ってきて演奏が始まった。
すぐに、ホールの音だなあ、と思う。ライブハウスと呼ばれるようなハコとは違う、ナチュラルなエコー感。薄く膜があるかのような音。臨場感はない。けど、リトクリの音は録音物でもそんな感じ。ヤクザな音にはならない。そういう事を思いながらの鑑賞。正直な話、少しまどろみつつ。リズムを追う事も出来る音楽なのに、座っての鑑賞になった事が影響していると思う。けど、まあ、それはそれでいい。いつもガッツリと音が入り込んでくるわけじゃない。こういう浮遊感のある演奏の場は、体験としてみれば少ないし。
中盤にゲストでUA。3曲ほど歌唱。ここはヴォーカリストの持つ華が有り有り。個人的にはここからは眠気がなくなり、「あー、立って聴きたい」とか思いながら足を揺らし続ける。
じゃずじゃーとしては、1曲だけ青柳拓次鈴木正人→栗原務と、ソロの受け渡しのある演奏が印象的。ここではやはり、鈴木が流石。UA登場時のMCで、元々はドラム志向だったという事を知って驚いたのだけど、しかもリトクリではキーボードを扱う時間が多いのにも驚いたのだけど、個性的過ぎない音色でのベースソロはセンスの塊。UAじゃないけど、青柳、よくぞ鈴木に声をかけてベースを弾かせた。それがなければ、このベースソロを聴く事は出来なかった。