Jimi Hendrix

月並みだけど、ピーター・アーツ、凄かった。気迫だけでシュルトに勝利。決勝は秒殺されてしまったけれど、あれでいい。あそこで変に勝ってしまったりすると、茶番になりかねん。
amazonからボックスが届く。Jimi Hendrixの『West Coast Seattle Boy: The Jimi Hendrix Anthology』。悩んだ結果、日本盤を購入。DVDがドキュメンタリーという事だったので、字幕つきで見たかった。そうじゃなければ定価ベースで輸入盤の倍近い日本盤なんか買わない。
CDをMP3後、まずは珍しくDVDから再生。Bootsy Collinsがナレーション。生い立ちから最後までのストーリー。その時々にジミヘン自身が残した手紙やインタビューなんかから話が進む。色々と、今まで知っていた事と違う事になっていたりする。そういうの、結局真実はないんだろうなあと思った。誰がそのストーリーを語るか、その視点で本でも映画でも、作られる。本人の言葉すら、多分その時の気分とか都合で変わるだろうし。なのでこういうものはノンフィクションでありながらフィクション、だと思った。まあそれでもなんでも、別にいい。ウソでもホントでも、こっちはただ楽しむだけ。時々はさまる演奏シーンはやはり凄いし。現在のアヴァンなギタリストが派手にぶちかます時の音、それってジミヘンが既にやってたりする。やっぱ凄いギタリスト。
今はMP3で再生中。4枚組の1枚目、ジミヘンの下積み時代の音源が詰まっていて、当時のR&Bのバンドでの演奏集なのだけど、これがジミヘンがどうこうじゃなくて、単純にR&B集として楽しめる。
アンソロジーではあるけれど、未発表のものばかりを集めているので、それなりにジミヘンのファンじゃなければどう聴こえる作品集なのかよくわからんのだけど、時々ハッとしたりしながら緩めに時間を贅沢に使って聴き倒す予定。