ボンボン

「なんだコイツはやはりボンボンなのだ。金持ちのモラトリアムとしての政治家なのか。私は一切のボンボンを認めない。どんな偉そうなことを言ってみたところで、所詮みんな最後は親のスネを用意してあるので、全然ダメである。代表者としての威厳を持てない。すべて余技にしか思えない。とにかくも、ボンボンはダメ(精神的ボンも×)。」
上記は我が愛読書、山本精一の『ゆん』に書かれていた文章を、音楽者を政治家に、表現者を代表者に、殺気を威厳に置き換えたもの。よって原文は、政治的な内容とは全く関係しない。はず。

昨夜は複雑な心境のままでネット上の反応を見ていた。だけど、上手く情報が集約されてくるのが結局音楽者のSoul Flower UnionTwitterで、そこから広げて色々と見てみた。確かに鳩山は、ギリギリまで普天間基地沖縄県外移設を模索していたかもしれない。だけど、結局、どうしようもない事を言ってしまった。それはやっぱ凡々だよなあと思う。なんなら総理を辞めて、政治家をやめてしまっても彼は困らない。余裕で終生出来る。この時点ではその凡々の仕事は大まかに言えば失敗だけど、じゃあ政権交代していなければどうなっていたか?と言えば、こういう議論にさえ持ち込まれなかった。俎上に載せた。もしかすると、それだけでも評価をすべきなのかもしれない。
それでやっと、沖縄県民は本気になったと思う。大田昌秀知事の時代にここまで来るべきだったはずだとオレは思っていたのだけど、ちょっとばかりのんびりした風土にとっては、今がタイミングなのだろう。

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