近藤等則

金土日は濃密だった。昨日今日はそれを思い出しつつ、Frictionの『Live 2006-2007』を見たり、折角なので近藤等則の『風狂(FUKYO)』を引っ張り出す。

風狂』はTzadikからリリースされた、全編(エレクトリック)トランペット・ソロの作品。リズミカルではなく、咆哮せずの語り口。必然的に向き合って聴く事が必要になり、その独特を取り込むことになる。

ついでにDJ Krushとの連名作『記憶(KI-OKU)』も引っ張り出す。ヒップホップやクラブ音楽的な打ち込みのトラックと近藤の音の融合。これ以前のこの手の作品は取って付けた感があってあまり面白いものは無かった。だけど『記憶』は両者の根底に何か共有するものがあるようで、派手派手しさを作らずに一見淡々と音作りされているのだけど、実はかなり個性の絡み合い。



近藤とPeter Brotzmannはこれまでにも幾度も共演を重ねていて、Reckは近藤のバンドに参加していた時期もあって、更にReckと大友良英はOptical8を組んでいたし、現在のプレFrictionで大友がギターを弾いていた事もあって、実は色々リンクしている。



という事で明日はBrötzFest。しつこいか。でも、どう転んでも面白いとわかっているものは、何度でも推したい。

brotzfest
















ついでに、5月のBill LaswellのTokyo Lotationの映像がアップされているので張っておきます。

Laswellと近藤とドラムの山木秀夫、そしてターンテーブルとその他でKrushという面々。今思い出しても豪華。