Norris Jones

Alan Silvaの来日を知った時、「Alan Silvaって誰?」と思って調べて、自分が多々聴いてきたものでベースを弾いているのを知って、ちゃんとサイドマンも頭にいれとかないとなあと思いつつ、最近はあまり手にしていないフリージャズの過去の音源をいくつか手にした。その中の1枚がCecil Taylorの『One Too Many Salty Swift and Not Goodbye』で、個人的にはTaylorといえばBlue NoteよりもHat Hutの作品の印象が強く、『It is in the Brewing Luminous』と『The Eighth』がかなり好きで、でも『One Too Many・・・』はHat Hutながらも知らない作品だったので迷わず購入。

『One Too Many・・・』は2枚組の強烈なフリージャズ。マジで凄い。このアルバムに吹っ飛ばされつつ、Taylorのユニットと言えば『Dark to Themselves』でDavid S. Ware、『Always a Pleasure』でCharles Gayleが吹いてたりしている事を思い出し、久々にGayleの『Homeless』と『Spirits Before』を続けて聴いたりして、「やっぱフリージャズはカッコいい!!」と、ニヤつく。そらそうだ。そもそもヘヴィメタ・キッズだったオレを吹っ飛ばしたのがフリージャズなわけで、カッコいいのは当然。



そんな中、Sironeの訃報。10/21にドイツ(ベルリン?)。その理由については見当たらない。

同じフリージャズ系のアコベ奏者のSilvaの名を聞いても見当がつかなかったけど、Sironeの名はすり込まれている。ここまでに挙げた『One Too Many・・・』『Always a Pleasure』『Homeless』『Spirits Before』のベース奏者がSirone。勿論それ以外にも、Albert AylerとかDave BurrelとかMarion BrownとかSonny SharrockとかDewey Redmanのアルバムで、Sironeがベースを担当しているアルバムはいくつも聴いてきた。



R.I.P. Norris Sirone Jones