Napster

2年越しの案件だったNapsterに先ほど加入した。理由は色々だけど、大きなキッカケはこの景気だったりする。



今まで欲しいCDは買い続けてきたけれど、オレの住処は狭いので、地震があるとCDに殺されてもおかしくない状態。だけど聴きたいものは聴きたいわけで、じゃあどうするかと考えて、ここはもうNapsterの導入しかないだろうと判断。例えば2009年1月号のMMはジャンル毎の2008ベストが載っているけれど、そのアメリカのロック部門1位がRandy Newmanの『Harps and Angels』。日本盤待ちのままにしていたら結局それはリリースされず、購入のタイミングを逃していたらこの結果で、さすがに聴いてみようと思ってレコファンに行っても無い。じゃあタワレコ使うかと行ってみても無い。そうこうするうちに年が明けた。それでなんとなくNapsterを検索するとそこに発見。これを、Napsterに加入するだけで聴く事が出来る。今現在、amazon.co.jpでの『Harps and Angels』が¥1,440。オレが加入したNapsterのBasicプランが¥1,280。これは勿論、PCでの音楽再生環境に自信があるから出来る事なのだけど、今『Harps and Angels』を聴き終わって、金の無いころに手放したArthur Blytheの『Hipmotism』を聴いている。1度手放したものを買い戻すのはなんとなく保留にしてしまったりするので、こういう使い方にも向いている。



こういうものにどんなのがあるのかわからない人も多いと思うけれど、例えばJohn Coltraneの主要なものは殆どあるし、Atomic、Peter Brotzmannもあるし、Aylerの『Going' Home』まである(amazonの中古価格を見てみ)。それどころか、なんとBaileyまである。Fenneszもある。Yesterday's New Quintet、Vandermark 5、大友良英、Ruins、Merzbow、Youssou N'Dour、Rakim、System 7、、、ここまで揃っているとは思わなかったけれど、このツールを手に入れたことによって、これからのオレの音楽の聴き方とCDの購入は大きく変わってしまう。



DLだったりストリームだったり、こういうものに音楽のヘヴィーユーザーdで否定的な人が結構いる。その人達の言いたい事も理解できるのだけど、時代は変わってしまっている。苦労して音を手に入れるのもいいのだけど、聴きたいものがすぐに聴ける環境というのは、理想的な環境のはずで、それを否定したら物欲まみれの散歩好きに見える。DLで聴くものとCDとして手元に置くものを上手く使い分けてこそ、色んな音楽に触れる機会が増えてくるはず。



今後CDを買わないという事ではなくて、Napsterで聴けるものはとりあえずここで済ましてしまおうという事。それによって、ここで聴けないものに手を出す事を躊躇しなくなれるので、そういうものを積極的に購入する理由も出来た。



このライブラリはやっぱ凄い。例えばBob DylanCaetano VelosoFela KutiBob Marley、Rolling Stones、Otis Redding、Joao Gilberto、Miles Davis等々、こういうビッグネームを実は聴いた事が無いって人もいたりすると思う。それらが、聴いてみようと思った瞬間に聴ける。勿論、ここに無いものも沢山あるけれど、このツールは音楽好きには危険。今日眠れないかも・・・。