DOKAKA

オレがBjorkの生涯の最高傑作と勝手に決めつけている『Medulla』の制作に関わった日本人ヒューマン・ビート・ボクサー(?)がDOKAKA。そのDOKAKAが1stアルバム『Human Interface』をリリース。されたばかり。

ヒューマン・ビート・ボックスは、自分の声を楽器の役に割り当てて音楽を作る。主にリズム。Dawg E FreshとかBiz Markieが代名詞。最近ならば元RootsのRahzel。DOKAKAはそれとは異なった視点。全編アホっぽい。結構、どうしようもない感じ。くだらない。冗談音楽の一種。CDとDVDの組合せになっているのだけど、CDは88曲とか入っていて、全部同じに聴こえるし、DVDは深夜のお笑い番組で、売れないお笑い芸人が必死にくだらない事をやっているように見える(ボーナス部分を除いての話)。多分2度と見ない。



DOKAKAの音楽については、HPにアップされていたMP3で知っていた(現在はそのMP3は見当たらない)。アルバムには収録されていないけれど、例えばKing Crimsonの「21st Century Schizoid Man」とかNirvanaの「Smells Like Teen Spirit」とかをやっていた。これがくだらい。なのでCDを買った。しかも、この間の酒井さんのライブの日がリリース日で、ライブの前にレコファンに寄って購入。探してもなかなか見つからず、レコファンなので発売日には手に入らないパターンかと思って諦めてライブ見た後にタワレコに行こうと思ったのだけど、念の為日本人のクラブ音楽な棚をみたらそこにあった・・・。間違っている。



DOKAKAがどんな音楽をやるのかはDOKAKAのHPで聴けばすぐにわかる。なので説明不要だと思うけれど、普通、ヒューマン・ビート・ボクサーと呼ばれるような人達は、楽器を模した音の完成度がその優劣の判断になるのだけど、DOKAKAはビートやフレーズを模しているけれど、音真似はしてないので楽器と間違えて聴こえる事はない。当然アカペラなドゥー・ワップ風なわけも無い。









DOKAKA 『Human Interface』




って書くと、本気で貶しているように見える。

重要な点が一つ。CDとDVDの組合せのものを買う事は多いけれど、そういう場合、オレはDVDを見ない事が多い。この間のBrian WilsonのDVDも見ていないし、見る気も無い。というか要らない。だけどDOKAKAのこれは、CDを聴いて即DVDを見た。

DVDはボーナス部分がかなり長くて途中で止めた。本当に2度と見る事は無い。CDも次聴く予定は無いけれど、買った事を全然後悔していない。満ち足りている。