岡村靖幸

時事ネタシリーズ。

岡村靖幸はオレが高校生なガキの頃にデビュー。オレはたまたまラジオで紹介されたデビューシングルの「Out of Blue」を聴き、発売日にそのレコードをゲット。当時はまだ新譜と言えばアナログ。その後2nd「Check Out Love」3rd「Young Oh! Oh!」と聴き続け、1stアルバム『Yellow』がリリースされる。これをCDで購入した頃から、オレ的にも世間的にもアナログとCDの立場が入れ替わったと思う。その後に出たシングル「聖書」あたりからはシングルもCDがメインになった。2ndの『Date』や3rdの『靖幸』、そしてベストの『早熟』がリリースされるまで、シングルも全て購入していたけれど、『早熟』が出た事でなんとなく岡村靖幸に対する熱が冷める。『家庭教師』がリリースされた時、「新譜でたな」と思ったけれど購入に至らず、たまたまそれを購入した知人から借りて聴いてみたけれど特に欲しいと思わなかった。そこから数年後、『禁じられた生きがい』がリリースされる。その時も「新譜でたな」と思ったけれどなかなか手は出さない。もう岡村靖幸の新作は聴かなくてもOKになったかと思ったりしたけれど、でも結局気になり購入。購入が遅れたせいでオレの持っている『禁じられた生きがい』は2ndプレス、ジャケットがキラキラしていない。だけどこの『禁じられた生きがい』をオレは気に入ってしまい、再び岡村靖幸は気になる存在になる。でもシングルは出してもアルバムは出ないという状況が続き、気がつくといるのかいないのかよくわからない状態。それはそれで別にいいと思っていた。ところが久しぶりに表舞台に現れ、ライブをやったという。それをネットで検索してみると、丸くなった岡村靖幸の姿。なんかガッカリしたけれど、まあいいとも思った。新譜の『Me-imi』がリリースされたけれど、なんとなく手に取る気にならずいたら、覚せい剤取締法違反で逮捕。ミュージシャンという職種にはたまにある事件だけど、岡村靖幸のイメージとつながらなかった。そのせいか、『Me-imi』を購入したのは去年の夏頃にレコファンで中古のやつだった。その頃また、岡村靖幸の活動が活性化しつつあったのが購入意欲をそそったのだと思う。そしたらその数ヵ月後に『Me-imi Premium Edition』というなんとも手を出しにくいものがリリースされ、よほど余裕がでたら買うかもしれないリストにいれるだけにとどめていた。そして昨日、覚せい剤取締法違反で逮捕されたということを知る。実はその前日にレコファンに行ってて、そこで『Me-imi Premium Edition』の未開封の中古を見つけ買おうかどうか悩んでとりあえず保留にしたところだった。そして今日、それがまだあるかと思っていってみたらちゃんとそこにあって、「なんかなあ」と思いながら購入。ついでに実は金の無いときに『早熟』までのCDは手放していたので手元に無かった『Yellow』のこれまた未開封の中古を見つけ一緒に買ってきた。岡村靖幸のCDは最初に覚せい剤で捕まった時から手に入りにくくなっていて、多少のプレミアが付いた状態だったのだけど、3月に旧作が再発されるとあって、もう価値がなくなったと思った人がこの『Yellow』を手放したのだと思う。だけど、その再発も今回の件で中止になったようで、HMVのサイトを見ると生産中止と書いてある。



アルバムでは『家庭教師』の世評が高いようだけど、オレは特にどのアルバムが良いというのは無くて、曲単位で聴いている。特に好きなのは「Check Out Love」「Dog Days」「いじわる」「Lion Heart」「生徒会長」「不良少女」「イケナイコトカイ」「聖書」「青年14歳」「パラシュート☆ガール」「チャームポイント」等々。でもこうやって見ると『Date』に好きな曲が多い。



で、今回の逮捕って3回目だとか。2回目だと思ってた。音楽の世界というか、芸能界というところは犯罪者に甘いので、まあ恐らく刑を終え何年か経つと岡村靖幸はまたそういうところに戻るのだろう。だけど恥を知っているなら、そういう事は出来ないと思う。この人の音楽の才能は好きだけど、もう、戻ってこない方がいい。



そういいながらCD買ってくるのはおかしいと思うかもしれないけれど、中古だから買った。中古はミュージシャンにも製作したところにもお金は行かないはず。だから、岡村靖幸覚せい剤買うお金の足しにしてもらう為にお金を出すつもりはない。でも残った音楽が面白いものである事は否定しない。