Overton Vertis Wright

今回の投稿でもってこのブログの777件目という事になる。単純な思考のオレは7という数字が好きで、しかもその数が多ければ多いほど嬉しい。777。まだ20代の初っ端だった頃、ろくに働きもせずブラブラしてたのだけど、家賃を払う金すらなくて困ってCDを大量に手放し、それでなんとか家賃と光熱費を払って残ったわずかな金でパチンコ屋に行った。元々パチンコは得意だったので、そこから2〜3ヶ月ほどはパチンコで食っていた。一日一万円稼ぐという決め事をして、毎日それをクリアしていた。だから777が好きなんだといいたいのだけど、でもオレは羽根モノが専ら。なので777が好きというのは、パチンコとは関係ない。

個人的に勝手に盛り上がっている今回の投稿で持ち上げてみるのはO.V. Wright。このブログのタイトルであるTB ColourのColourはLiving Colourの影響という事は前に書いたけれど、TBは何か?という事は、まだ誰にも話していない。というか、聞かれた事も無い。TBは一応二つの単語の略。でもそれは何の略かは書かない。引っ張りすぎ。まあとにかく、二つの単語を略して三つ目をそのままというのはO.V. Wrightからパクった。.を入れるかどうか悩んだけれど、T.B. Colourちょっと好みじゃないので、.は端折った。という事で、実はO.V. Wrightはオレにとっては結構重要な人。恐らく、ソウルとかR&Bとか言われる音楽で最も好きなシンガー。だけどなんとなくその事を誰かに話した事は無い。その理由は無くて、なんとなくなだけ。

初めてO.V.Wの歌を聴いたのは、Sam CookeとかOtis Reddingを一通り聴いた後。なんとなくHi Resordsのものを聴いてみたくなり、まだ序の口だからAl Greenのベストに手を出すのがしっくり来そうなところを、何故かO.V.Wの『Best』を購入。理由は覚えていない。それの1曲目に配置されていたのが「Into Something (Can't Shake Loose)」で、このゴスペルな歌い出しからニューソウル(というかCurtis Mayfield)思わせる音につながるイントロにガッツリやられた。それでO.V.Wに惹かれたオレは『The Soul of O.V. Wright』や『The Wright Stuff / O.V. Wright Live』も手にし、この歌手にどんどん嵌る。だけど実はそれらは金の無い時に迂闊にも手放してしまい、今は手元に残っていない。まあ結構聴きこんだから、また聴きたくなったら何か買おうと思ってはいて、数年前にまたしてもベストの『Best of O.V. Wright』を手にする。これは『The Soul of O.V. Wright』と同じくBack Beatのベスト。まあHiであろうがBack Beatであろうが、オレにはどっちでもいい。だけどやはりあの「Into Something (Can't Shake Loose)」が聴きたくなり、輸入盤でも探そうかと思っていたところに『Into Something』がリリースされる。これを即入手して「「Into Something (Can't Shake Loose)」はカッコいい、カッコよすぎる」と思っていたら、昨年末にBack Beatの箱モノ登場。5枚組み¥13,000という価格設定に怒りを感じながらも発売後一週間ほど経過してからタワレコへ。が、見当たらない。まさか売り切れたのか?と一瞬思ったけれど、こういう値段のものがそうなるとは思えず、きっと発売日が延期になったのだろうと想像した。が、ウチに戻って調べてもそういう状況は見つからない。店頭に無いという事は、ネットを使うしかないかとか考えていたところ、年が明けてレコファンに入荷。即ゲット。

オレは箱モノは一度通して聴いた後はあまり聴き返す事が無い性格なのだけど、この『O.V. Wright Box』は既に5回は聴いてる。1枚辺りの時間は短いので5枚全部聴いてもそんなに時間が掛からない事も影響しているのだと思うけど、基本的に普通のソング・フォーマットのものを何時間も続けて聴く事は珍しい。でもこれは、自分が好きな歌手に対してだから可能な事。

サザン・ソウルとカテゴライズされるように、O.V.Wの歌は泥臭い。特にBack Beat時代の音はサザン・ソウルの代表の様な音。耳に付きやすい曲というのは当然あるけれど、でもどの曲ともこれからも付き合っていく。









O.V. Wright 『Into Something』









O.V. Wright 『O.V. Wright Box』