Floratone

最近はあまり新譜を手にしていないので、再発モノとか去年買っておきながらあまり耳にしなかったものを聴いている。その中の一つ、Floratoneの『Floratone』は、昨年の夏場にレコファンで輸入盤を購入。が、一度聴いて放っておいた。オレのお気に入りのギタリストであるBill Frisellが参加しているにもかかわらずそういう状態の作品なので、その時点でのオレ個人の評価は高くない。

あらためて聴く。前に聴いたのは夏場だったと言う事も影響していると思うのだけど、今回はまあ、悪く無い。Bill FrisellMatt Chamberlainが主体のセッションを、Tucker MartineとLee Townsendというプロデューサーチームが編集して仕上げた作品という事で片付く内容。そういうスタイルなのでMiles DavisとTeo Maceroの関係による作品を引き合いに出そうとするのもわかるけれど、Milesの音楽ほどの求心力は無い。というか、少々緩い。ビートはハッキリしているけれど、でも緩い。聴いていると眠くなる。アメリカーナな音を素材にしたチルアウトな音楽という印象でまとめる。









Floratone 『Floratone』