可聴周波数域チェッカ

日曜の夜中、ネットをウロウロして音楽関係のサイトとかブログとか色々見てたのだけど、そのうちに面白そうなものを見つけた。『可聴周波数域チェッカ』というもので、どこまでの高周波の音を聴き取れるかを確認するソフト。これを試した人が、自分の結果が思いのほか低かったので落胆している様子がみてとれたのだけど、それを読んでみて、なんとなく怖かったけれどとりあえず自分でも試してみようと思った。実は以前、アメリカのサイトでリズム感のテストの様なものをやった結果、「アベレージ・ガイ」というツマラナイ結果になっていたので、いくら音楽が好きでもこんなもんなんだなという落胆と同時に、こういうものの信憑性なんて無いと逃げる事によって、頭の片隅にその事を寄せていた。で、今回はいかに高い音が聴こえないかという自分を知る事になるかもしれないというビビリはあったけれど、それでも結果が芳しくなければ「「こういうものに信憑性なんて」とまた逃げればいい、多分オレはスキゾキッズ」と開き直ってのチャレンジ。とにかくそのソフトをDLし、説明も読まないままに試す。もう10年近く使っているBoseのパソコン用のスピーカーから音が出る。結果、17kHz台はクリアした。細かい数字は覚えていない。というか、この辺りからHDの回転音や、外を通る車の音が気になり、集中できない。そこで取り出したオレの愛用カナル。UEのSuper.fi 5 Pro。それを使って再チャレンジ。めんどくさかったので今度は17kHzからチャレンジ。時々間違えながらも進む。クリアすると自動的に周波数が上がる事になっているようだけど、その単位が小さくて、結構時間がかかる。今更ヘルプを見るのもめんどくさかったので、とにかく2回連続で間違えるまでやろうと決めていた。そして気が付くと20kHz目前。ここまで聴こえるとは思っていなかったので、何かの間違いじゃないかと思いながら進む。20kHzを超える。しかも、それまでは時々間違えていたのにここに来て殆ど間違えない。正解率も90パーセントを軽く上回っている。だけど既に深夜。めんどくさい。周波数手動設定の所を押してみる。挑戦する周波数上がったので、23kHzまで上げてみる。で、そこからチャレンジ。さっきまでの正解率はクリアされたけれどそれはいい。とか思いながら続けた結果が下記。



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23.27kHzって、マジですか? こんな事いうのもあれだけど、ハッキリいって20kHz超えてからは集中力低下してました。勿論いつものようにアルコールは摂取していたし、それを摂取しながらの結果なんですが? と、自分の結果に疑問を持ちながらもとにかく画面コピー。



こういうものに信憑性は求められない。だけど、いい結果が出ると強気になる。それで思ったことをさらに続ける。

高周波の音が聴こえる事が音楽を理解する事に大きく関与するかどうかは知らない。だけど、聴こえないよりは聴こえる方が良いに決まっている。それは、狭いジャンルの音しか聴かないよりも、広いジャンルを聴いた方が音楽は楽しいというオレの考えと同じ。

と言っても、これ、良い状態で音が聴けない人には不利だと言う事もハッキリしてる。オレはカナルを使ったのだけど、多分これが良い結果につながる一因。それでも、普段からカナルを多用しているオレの結果を見れば、カナルを使うと耳が悪くなるという俗説が否定される結果になると思うのだけど。

改めてチャレンジしてみてもいいけれど、その結果が前々夜以下になると面白くないのでもうやりません。たまにはこういう遊びも面白いだろうという話。

そういえば、日本のヒットチャート音楽の女王みたいな子が片耳が殆ど聞こえないというニュースがあったな。というか、BB5のBrian Wilsonも片耳は殆ど聞こえないんだよな。それ(Brian Wilsonの事)を考えると、たとえ音を聴き取ることに不自由があってもあれだけの音を作る事が出来るのだから、音の聴き取り能力が音楽を作るという事に作用するのは微々たるモノかもしれない。