カヒミ・カリィ

7/25にリリースされた『Muhlifein』は、今年の2月に見る事が出来たカヒミのライブがDVD化されたもの。その時にTVカメラが入っているのを見て多分NHKのBSあたりで放送されるのだろうと勝手に考えていたのだけど、実はカヒミのキャリア初のフルレングスでのライブDVDとしてリリースされるという事を6月ぐらいに知って、最も値引きしていたamazon.co.jpに予約。発売日の翌日には届くのかと思っていたら、やっと日曜到着。その夜、参議院議員選挙の大筋を見届けてから再生。

演奏の内容の感想はライブを見ての投稿と変わらないので割愛するけど、その日の全ての演奏を収録したと言う事は、演奏内容そのものに対する自信の現われとも言える(MCが入るところ以外の曲間は端折られているけれど)。

改めて見て思うのは、これは弱音系といわれる音のポップ化といえるんじゃないだろうか? 弱い音、微かな音、それをライブという場で、しかもカヒミというある程度のポピュラリティーのある人の名前で演奏されるという事、そういう事が一つ一つ重なって形作っているこの作品は、映像的にも音像的にもハッタリは無いけれど、最後まで停止ボタンに触れる事は無かった。









カヒミ・カリィ 『Muhlifein』