Fishing with John

たまには映画(DVD)ネタ。まあ、映画とは言っても、アメリカでは映画じゃなかったかもしれないけど。この『Fishing with John』を、オレは何年も前にレンタル・ビデオで見て、このくだらなさに少しはまった。これも多くの人にとっては途中で寝てしまうものだと思うけど、オレはなんとなくニヤニヤ見続けてしまった。数年前に久々に見たいと思い、レンタルを探すも見つからず。DVD化されているかと思ったけどそれも無い。それで仕方なくヤフオクで中古のビデオを安く買ったのだけど、その直後にビデオデッキが使用不能になるという、とてもつまらない買い物になった。それがやっとDVD化。しかも初回版のボーナスディスクに『Live in Berlin』が!!!。あわててamazonで予約し、久々に見ることが出来た。

肝心の内容は、これがホントにくだらなくどうしようもない。John Lurieと、ゲストの誰かが釣りに出かけるというだけのもので、その珍道中を描いたロード・ムービー。そのゲストがJim JarmuschだったりTom WaitsだったりMatt DillonだったりDennis Hopperだったりする。なぜこういう連中と釣り?、と思うけれど、題材は何でもいいのだと思う。単純にダラダラした映画が作りたかったのだろう。物が物だけに、細かい内容は書けないけれど(一応ネタバラシを避ける為)、というか細かい内容も何も無く、ホントに釣りに行って、ただそこで下らない話や行動をするだけのものなのだけど。一応特に気に入っているのは、船上のJarmuschが「なんでオレはここに・・・」と心の声で後悔するシーンと、Matt Dillonとの回で、二人してアホな踊りを踊るシーン。そこだけでも見る価値有・・・、な訳無いな。



多少は役に立ちそうな事を補足。まるで初版には『Live in Berlin』が丸々入っていそうな謳い文句なのだけど、実際はわずかに引用されているに過ぎない。これは反則だと思う。









『Fishing with John』









John Lurie 『Fishing with John』