The Jam

買うときにはちゃんとフォーマットをチェックしないと。と思ったのは別にCCCDを買ってしまったからではなく、The Jamの『All Mod Cons』のDelux Edition(デラックス・エディション)を購入した後だった。DEは、基本的にオリジナルのリマスター+そのアルバムに収録されているシングル曲のカップリング(当然アルバム未収録のやつ)や、アウト・テイクなどが詰まっている。それはCD2枚分に収めている為、ファン以外には余計な曲も多いけれど、逆にファンにとってはヨダレものの企画だったりする。今回、『All Mod Cons』のDEを見つけ、「輸入盤だけど、特に対訳要らない」と思って即買いした。ところがこの『All Mod Cons』、今回はDisc2がDVDで、しかもライブとかPV集ではなくこのアルバムについてのドキュメンタリー。当然字幕なし。

参った。



肝心の『All Mod Cons』は、今更特にいう事も無いJamの傑作。バランスの良さという面で、Jamのアルバムの中では個人的にはこれが一番好き。だけど、Jamのアルバムというのは、そんなに重要視しなくてもいいかもしれないと思う面もあって、Jamを人に勧めるならオリジナル・アルバムでは無く、シングル曲の多く詰まった『Sound of the Jam』のような編集盤になる(最後のシングルとなった「Beat Surrender」はオリジナル・アルバムには未収録だし、ほぼ既発テイクのこのアルバムで、「That's Entertainment」だけは未発表バージョンという、ファン泣かせの代物だけど、だから買っても損はしない)。まずはこの辺りでヒット曲を耳にして、それから各アルバムに行くのもいいし、これで止めるのもいい。









The Jam 『All Mod Cons』




字幕無しのドキュメンタリーはあまりにつらく、5分ほどで停止。だけど、「English Rose」のPaul Wellerの弾き語りがボーナス・トラックのように収録されていた。

これを見れば、男も女もWellerに惚れる理由がわかる。



アメリカ人ってのは、中東をどう思っているのだろう? イスラエルに対して、協力はしてもなだめる事をしないのをみて、アメリカのインテリ連中は何を思うのか? 中東はアジアなのに、イスラエル欧州選手権の予選に出るし、なんだかよくわからない状態にしたのはどこなんだろう?

そういう事を考えていると、The Style Councilに「Dropping Bombs on the White House」という曲があった事を思い出す。