My Favorite CD (2017 Best10+?)

今年も勝手に考えて勝手に公表。追記で補足
順位無し 大体リリース順、じゃなくて購入順








・道場 『道場 弐ノ巻』
アヴァンとかロックとかジャズとかユーモアとかの多様が入りまくり
・Tinariwen 『Elwan』
簡単に言えばアラビックとロックの融合で、ミックスされる事の違和感がきちんと残ってるのとシンプルな音使いのギターに病みつき
・山本達久 『TYE1』
変化するミニマル
・Full of Hell 『Trumpeting Ecstasy』
ハードコアの必然性の塊
・中村としまる&沼田順 『The First Album』
ノイジャンというより個性的な演奏者2人のセッション
・Tyshawn Sorey 『Verisimilitude』
ジャズなのか現代音楽なのかよくわからんけど多分今年最も知性的な音
中川五郎 『トーキング烏山神社の椎ノ木ブルース』
今年一のパンク。ここに追いつく意志がないパンクやロックはポップ
・Chris Pitsiokos Unit 『Before the Heat Death』
45回転のオーネット・コールマン
・Oxbow 『Thin Black Duke
凶悪なリリシズム
Bob Dylan 『Triplicate』
昨年のノーベル賞絡みでロックファンからの評判が落ちたはず。オレはずっと聴き続けてきたけどさすがにあの騒動は恥ずかしかった。例えばNeil YoungモンサントのCMに出てるのを見たような気まずさ。Dylanの作品は70年代までは凄くてその後は大して面白くない。それはお前が英語を聞き取れないからだと言うならそうかも知らんけど、歌詞以外の部分が大したことないといえるはず。それでもきっちり付き合ってきて近年のどうでもいいカバー集もとりあえず買って1回聴いてた。『Triplicate』は騒動後のリリースなのでもう買わないつもりだった。聴いてもつまらんのにカリスマも無くしたけど金は手にしているヤツにこれ以上支払いは不要。けどたまたまamazonで安い中古を見つけてオーダー。まあ中古ならDylanに金は入らないからいいかと
またしてもカバー集、しかも3枚組。スカスカで何も無い。あーでも化けの皮がはがれたDylanに向き合ってみるとこれがリアルなんじゃないか?って思った。恐らくDylanのリリースで最も素直なのがこれなんじゃないだろうか? しつこいけど何もないのは度が過ぎるリアルだと思う
・Joe Morris 『Ultra』
強面なコンテンポラリーだけど結局全ての弦の音に惹かれる
・のなか悟空&人間国宝 『@井川てしゃまんく音楽祭』
とにかく感情を音にぶつけまくる、スタイルとしては一番ベーシックなフリージャズだと思うけど言い方を変えるとフリージャズのドコア
・CRZKNY 『MERIDIAN』
どんどんクラブ音楽とは離れてて今年はリリースすらほとんど気にならなかったのだけど、たまにTLでみかけるCRZKNYをなんとなくググったら新作が出ていた。1stリリース時は聴いてたけどそのあとは知らなかったのでこの3枚組の1枚目でグリッチを聴いて驚いた。2枚目3枚目と進むごとにどんどんジュークになるんだけどそれもいびつ
・テンテンコ 『Deep & Moistures 4 〜 骨のない生き物』
いくつもあるアイディアを絶妙のバランスで散りばめるセンスが類まれ。存在はアイドルなんだろうけど作品はそれとは関係なくて偏見無用。テンテンコのせいでJlinをリストから外した
・MUGAMICHIRU 『Birds』
昨年のRadianの新作聴いてガッカリした人達(主にオレか...)はお試し下さい
・蓮見令麻 『Billows of Blue』
現在ジャズの洗練
・広瀬淳二 『No-Instrument Air Noise』
ノイズ手法のドコア

12月になった時に軽くリストした時点では今年は楽にセレクト出来ると思った。けど12月に入って買ったCDがどれもこれも面白くて結果的に17枚中7枚は12月に購入したものという偏った結果になったんだけど今の素直なセレクトなのでもうこれでいいです

(^o^)v