2017/07のライブ観賞 5本

7/2
今2ndやってる最中だと思うけど、アート・リンゼイジム・オルークの1stに足向け。オルークがリンゼイの歌をサポートした昨年のこの組み合せの嚙み合わせの良さが更に進んだような演奏。リンゼイしか弾けないあのギターにオルークの培ってきたノイジーが絡んだところは固まった。

7/7
ダムでFANTOMASというイベント。1stは間に合わず2ndの藻の月から。 実は今夜のバンド全部全く知らなくてどんなジャンルも知らんかったけど藻の月はルーズなロックがジャムも交えたようなヤツ。好きじゃんオレこういう音。ギター弾きながら歌うあの歌の感じ、あれがカッコいい。
トリのTHE PANTZが今夜の目当てでナガタッチのギターを聴いてみたいというだけだったんだけど、クラブなノリのヨコに揺れる感じからタテが割り込んでくるというかミックスされるバンドで、必要以上に洗練させない洗練。
ヴォーカルのAikoがアフロアメリカンの色々を取り込んだ歌い手で、それを西村雄介の重いエレベとナガタッチのSGらしい音が色んなグルーヴにしていて心地いいしカッコいい。まあ仕方ないので諦めて終始ヘラヘラしてたのだけど今夜でこのバンド最後とか...
ナガタッチのギターは表と裏との丁度境目で鳴るような感じなので佇まいは流石ベースを弾く人と思いつつ主役になる音も当然かますのが結構キメキメで、ナガタッチはベースだけじゃなくてギターもカッコいいというちょっと嫌なヤツだったw

7/8
EP-4@スーデラ。1stと2ndとも演奏が続きながら演者が交替していく。どのセットもEP-4らしいグルーヴとアヴァンなセッションが地続きに演奏された。注目になったテンテンコのアマリリスのカバーは彼女の声とロックが強い時間で「一服の清涼感」として大きく機能した。

7/28
1stはたどり着いたら3分ほどで終了してしまったので端折る。2ndのMoanはレトロフューチャー感のあるノイジーなんだけどノイズと言える音楽で初めて開放的な感覚を得たと思う
トリのSAICOBABはMoanの後なのでラーガのスタイルに拘った窮屈な音楽に聴こえるんだけど1曲ごとに馴染んで結局オレはこれも好きなんだろうと思う。ヨシミの個性は枠におさめようとする事で余計際立つってのがカッコいい

7/29
鍵盤を使わない石橋英子&ほぼ宅モノのJoe Telia&ドラムセットのみの山本達久。時々依存したくなるようなミニマルフレーズが飛び込んでくるのだけどそれも一つの要素でしかなくて、2セットとも変化し続ける。時間感覚がおかしくなった。