2017/03のライブ観賞 9本

3/3
ラシックス早川義夫坂本弘道の「あの娘に逢いに」というヤツ。 2時間じっくり聴けたので、オレが早川の歌に惹かれるのはそのうたの言葉にイメージする音が早川の歌声でオレはそれに惹かれているという事に気づいた。それに絡む坂本のアグレッシブ見せつつの美しいチェロの響き。理想的な音楽。

3/4
爆裂ギターの酒井泰三と炸裂ドラムの本田珠也のデュオセッション。これはツイしてないやつなんだけどライブがあまりに凄くて音楽に酔った後アルコールにも酔いまくってツイどころじゃなかった...w ホントに楽器を鳴らしきるってのはこういうのだろうと思った。ハコは普段はロックバーしてるとこなので音響も何もないんだけどそういうむき出しだからホントに凄いのってのはわかる。と、思った。

3/7
ガセネタ(他なし)が予想外の長丁場で40分近くやった! おかげでやっと帰宅してこれから飯食うかフロかと考えつつという状態。
ガセネタ(他なし)という設定でちょっと色々考えるような気分もありつつだったけどライブは単純にカッコいい音と曲を何度も聴かせるというだけで余計なものは何もなかった。またすぐにでもやってくれ!って気分。

3/10
坂田明太田惠資とダンサーの小暮香帆という豪華ゲスト陣に更にデンマークの女性サックス奏者も飛び入りという豪華絢爛。というライブだったので本来ドコアな道場というユニットを思うとショーケース的な内容。
そういうかなり色々だったのだけど、印象という意味では道場&太田惠資でのロックしていく展開と、道場&坂田明コルトレーンのグループに見間違えるようなスピリチュアルな演奏。八木美知依と本田珠也、ホントに懐が深い...

3/11
LRのRHYTHM OF FEARというラウドなイベントに足向け。鉄槌のセットから入場。したらステージ後方を覆いつくす日の丸... これは鉄槌だけの演出なのか?今日という日の意味でずっとなのか?と思ったらこの後は外されていた。
続いて実は初めての鉄アレイ。パンクパンク言いながらこのバンドのライブを見てないというのは恥だとすら思っててやっと... で、BUTAMANの特徴のあるヴォーカルとパフォーマンスは引き付け半端なかった。あー、ちゃんとカッコ良くてよかった。
で、原爆オナニーズ。まあとにかく好きなバンドの一つなのでここでオレはヒートアップw LRで原爆というのでもう嬉しすぎて跳ね続けましたw
SxOxBが今夜のイベントの大トリ。このバンドが今でも存続してこの位置で演るという事とかやっぱちょっとヤバいんだよな。重くて速くてメタリックな要素もあるのにタイト。所謂圧巻だった。

3/20
仲野茂のヤツ聴いてKAPPUNK離脱。およそ5時間でビール12杯というまあまあの酔っ払いw
まずはオーストラリアのバンドをバーステージで聴いてからメインでのラウド・マシーン。いきなりオレのメインだったわけだけどパンクを下地にしたロックという違う領域でオレはここで汗だくw このバンドのカッコよさは他を抜けてるんだけどそこが多分わかりにくいのかも...
かいつまむ。名古屋のReality Crisisはヴォーカル2人のメタったドコアをかまして、それ確認後今まで何度も名前を目にしてるけど聴いてなかったイギリス人をチェックしにACB。スペシャルズ的なスタイルで場を和ませつつエレアコがダックかましてこういうのにオレはグッとくる...
で、ロフトのメインで札幌のSLANG。これはヤバかった。始まってすぐにわかるヤバさ。重厚なドコアでマジ凄かった。DJが思わずアンコールを要求するほどのヤツ。んー、その気持ちスゲーよくわかる。
で、バーステでUKのバンドみてACBで名古屋のSystem Fucker。この名古屋のバンドも正面から突っかかるステージング。それに引かれつつロフトのメインでKnockersのストレートなロックで上手くペースチェンジしてたらバーステージからいい感じの音が聴こえてきて移動。
引かれて移動したらBACTERIA。SYとかDIPとか好きならこの音の心地よさがわかるはず。 もう帰った方が...というぐらいにアルコールかましたけど仲野茂がギターの丸山康太だけを連れた演奏。これがなんか丁度で、酔っ払いなので適当だけどこれで帰るのがちゃんとしているって思った。

3/22
サーストン・ムーア&チャールズ・ヘイワードの予定がヘイワード来日中止のトラで灰野敬二。明日は吉田達也も加わるけどあえて今夜。 2セット構成でアンコール無し。両セットともサーストンのソロの途中から灰野敬二が加わる。灰野は多様なので楽器は何を使う?って思ったけど2セットともギター。
ソニック・ユースは何度か見ているけどサーストンの即興のライブは聴いてなくてだからそれが目当てだったけど、灰野敬二はやっぱり徹底して主役の音。サーストンもいかにもなフレーズかましてニヤニヤさせてくれたけどそれを灰野がトレースした時に勝ち負けみたいな感じになった...
明日の方がドラムもあってハコも小さくていいんじゃ?ってなるかも知らんけどこの音にドラムが入ってもあまり聴こえない。そういうのは何度も体験済みなのでサーストン・ムーアと灰野敬二の対峙の方がスッキリすると思っての選択。
あと、ギリギリまでチケット買わなかったんだけど実はオレは4年前のチャールズ・ヘイワードの演奏が面白くなかったのでどうしよう?と思ってた。オルタナ界隈で有名な評論家があのライブを絶賛してたの見てそういう連中はあてにならないというのがわかったんだよな。あてにしていいのは自分の耳だけ。

3/22
サーストンとレジデンツのライブ、どっちを昨夜にしてどっちを今夜にするか決めかめていたので今レジデンツのチケットを確保しようとしたら自由席が売り切れてて余計な出費...orz
目玉じゃなくてヴォーカルが牛の全身タイツで楽器の3人はスーツに鳥山明の自画像の様なマスクをつけたレジデンツ。オレはCD5枚ぐらいしかレジデンツを聴いてなくてそのイメージはローファイな演奏だったんだけど思ってたけど実際はちゃんとしてた。
まあ異様な面もあるんだけどそういうのは今時色々あるので高い金払ってレジデンツを聴くというのはもしかしたら必要ないかも知らん。けど、「高い金払った甲斐が無かった!」という気持ちにもならない中途半端な気分が何故か嫌な気分でもない。
演奏とか曲とかの印象を書けないのはインパクトのあるものは無かったからで、でもそれがダメってのでもない。頑張ってもなんかよく分からん感想にしかならないので見るチャンスのある人は高い金払って確認して下さい。

3/31
今は無きパワステで20年前に見て以来の町田康。時々ライブしてるの知ってたけど今回やっとチケット入手 2セット構成でジャジー含みの落ち着いた演奏。本編で知ってた曲は「俺はいい人」のみだったけど、アンコールでは「つるつるの壺」やりやがった...
多数の知らん曲も町臓のヴォーカルと言葉なのでマジで楽しい。久々に聴く歌手って「あ、衰えてる...」というのが殆どなんだけど町臓は全然衰えずに全盛期のままの表現力 録音もしててリリースも遠くないって事だったので年内には町臓の新作が手に入る事への期待が半端ない