2016/3のライブ観賞 10本

3/2
うつみようこ、やっぱ凄い歌唱力! オレがライブで聴いた歌手で最も優れた歌い手の一人。David Bowieの「Heroes」はうつみようこならではの歌唱で、Patti Smithの「Rock N Roll Nigger」は本人のヤツよりカッコよかった!
M.J.Qカッコよかった!TOUCH-MEよりハードにグイグイするのがこのバンドで、こっちの方がスターリン的というのが今夜わかった。今頃かよw

3/3
PIKAがアコギ弾き語るのを初めて聴いた。坂本弘道のチェロをフィーチャーしての「歌う人」とかいう曲の率直さに惹かれたのだけど、その後、ドラム叩き語りの「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」が凄すぎ…。
恥ずかしながらやっと初Notalin'sだった。ミドルテンポの楽曲をメインに、石塚俊明の低いビートと坂本弘道のチェロが美しく響く。遠藤ミチロウのバンドでここまで重いのは聴いた事が無かった。

3/5
東北6県ろ〜る小という二人組。音楽には惹かれたり引いたりしたのだけど、個人的には客いじりのあるヤツには否定的。あまりそういうの面白く思わない。けど、ギターは音が滅茶苦茶良かった。
ピアノと尺八とヴァイオリンをバックにした伊藤多喜雄という民謡歌手の音楽は、それらの楽器が活きた音してて、聴くという事だけでも十分だったのにMCが笑えて、こういうのはスゲー楽しい。
遠藤ミチロウ流の民謡バンド羊歯明神。音がロックそのものしてる山本久土と、石塚俊明がパーカッションで盛り上げる音は明るい音楽に仕上がってて、ギターを持たず半被と鉢巻姿がドリフっぽいミチロウを見ながら、あのスターリンしてた人が今これをやっているという事は凄まじいとしか言えない。

3/6
スーデラで何ども聴いてるphewの電子音セット。落ち着いた場でジックリ接すると電子音の歴史の中で残り続けた音が発せられているような気がする。要するにこれは強い要素のある音楽だと思う。
本編『A New World』のセット。例えばインダストリアルが入りこんだりするし、天井に投射された映像に気が向くし、中盤からは向島ゆり子のアコーディオンで電子音とは違うものも混ざるのだけど、出口無しで結末させられたようなphewだけの世界観を見せつけられた気分…。

3/18
ライブでわかったのは、ドラマチックだけど繊細な音楽だという事。熱っぽいとこの一方的にならないバランスとか、演奏者は常にクールなんだと思う。これでBVSCとしては最後のツアーらしいけど、オマーラにはまた来てもらって小さいハコでジックリと歌声を聴かせて欲しい。

3/19
アースダムの後方で卑龍の顔ぐらいしか視界に捉えられない状況で見たマスターベーションはスピードの使い方が他には無い感じで自在だった。独特のグルーヴだと思う。もし明日もあるなら明日も行くヤツ。

3/20
元々は今夜のニヒリスト・スパズム・バンドを見る予定してなかったのでCDを通販で買ったのだけど、CD聴いて逆に今夜逃したら後悔する気がしての足向け。
ニヒリスト・スパズム・バンドの経歴を知らんので勝手な事書くけど、ノイズとかフリージャズとかフリーインプロというのとは違って、ライブではノーウェイヴ的な感触。あのグルーヴはコントーションズ好きは嵌るはず。まあ要するにスゲーカッコよかった!
1stはその後色々あったけど、テンテンコを初めてまともに聴いて、T.美川とのインダストリアルテクノイズみたいな展開は強い印象になって物販でミカテンのCDを購入。これで明日のピットインに行く金がなくなった...。セットの締めの坂田明&岡野太は猛烈なドコアジャズ。
2ndはお祭り的な感じで、オレは今夜のアイドルの子達は全く知らんし当然興味も無いのだけど、まあ、こういうのもたまにはいいかw

3/24
八木美知依&本田珠也の道場+須川崇志&トマシュ・ドンブロフスキ。八木さんと本田の事は勿論、須川の音色とかドンブロフスキの器用なラッパとか色々言いたい事あるけれど、ツイで言い切るのは難しいぐらい色んな音楽だった。ので諦める。

3/27
昨年の6/27から今夜までオキシドーターズがオレの最重要。今夜でオレには機会が無くなるけれど、その喪失感より、アンチノックをコントロールしたドーターズの音が耳に残った事の方が大きい。

3/30
今夜は1stのみ観賞。ってのも、年度末の明日はハードなのでキリよく離脱。 こだま和文のライブはDJとのデュオしか聴いてなくてバンドスタイルは初めてだったけど、レゲダブの生音のヤバさとこだま和文らしいリリカルはやっぱあのバンドを思わせる。けど、こっちは今始まったバンド。また聴ける。