2015/09のライブ観賞 7本

9/3
久土'N'茶谷最高(^o^)v
Imperial Tiger Orchestraはエチオジャズって紹介らしく、まあ、そういう感じ。楽しいのだけど、アフリカンじゃない面子でこういう事やると、音楽自体は今のアフリカンより古いんだな…。
途中ちょっと羽野昌二にトラブルのあったDare Devil。ここまでとは違うアグレッシヴな即興の音は体に直接。実はライブは初めて聴いた津山篤のベースの細い音と河端一のギターが存分に鳴る感じはかなり刺激する。この2人、アヴァンじゃなくてロックの音。羽野との違和が良いと思う。

9/4
スウェーデン?のHear Here!という即興のバンドと八木美知依のセッションだったのだけど、改めて即興って?って、考えたりもしたライブだった。演奏の質とかそういうのはオレが判断するようなものではないのであれだけど、この手の欧州フリーインプロらしい演奏は体調選ぶなあと実感。
出来れば1stと2ndでもう少し色が違ってれば良かったと思う。ただ、これがやりたかったと言われればそれまでの話。んー、ここまで来たらアンチクライマックスした方がって思うところで上がったりするので、まあそれはそれでって事だし...。とか、考えたりした。
個々は凄く惹かれる部分もあって、ってとこなのでこういう事が頭に浮かぶ。そうじゃなければ「んー」で終わり。でもやっぱ即興ってそういう事。常に自分の欲求が満たされるもんじゃない。そこが面白い部分でもあるよな。とか、考えてる。

9/19
昨夜のJeff MillsのセッションはJacoとかWR的な音に時々4つ打ちが主張してて、ダンス音楽というよりフュージョンって感じだったけど、Millsのビートが表になると気分は高揚してアルコール大量摂取。

9/19
1st終わった、ハチスノイトという人。安東ウメ子でもシーラ・チャンドラーでもなくファナ・モリーナを少し含んだエンヤ、って言えば感じがつかめると思う。面白い曲とそうじゃない曲がバランス良い。
2ndは山川冬樹。オレの記憶では見たことの無い電化された事になってて、それで音の幅が広がってた。弦を引かないギターの扱いも様になってる。かなり刺激的なパフォーマンス。
トリは灰野敬二+Teun VERBRUGGEN+Jozef DUMOLIN。ジャズ側の2人と灰野のセッションはイメージとして合わない。ので、どうなの?って思いながらの足向けでした。
で、やっぱり微かに違和があって、それはDUMOLINのキーボードがわずかにジャジーを見せたりするとこなのだけど、そこが妙に面白い。VERBRUGGENのドラムは献身的なアグレッシヴで、それが演奏上のバランスになってたと思う。
灰野敬二は卓モノならぬ椅子モノやスリンキーでかますノイズと、ドルフィー並みに美しいフルート。それと、元々あまり好きじゃなかた灰野のヴォイスに惹かれまくり。して、後半ギターを持ってからの展開にブルブルとした。
なんか結構ヤバい音になってた。多分トリオ編成なのに重低音が殆ど無いというのが関係あるのかも。ソロやデュオじゃないのに上の方だけで鳴る音はバランスが悪いのだけど、それが嵌ってしまった珍しいパターンって事だと思う。

9/23
中途半端に聴いたibitsuは端折ってKlara Lewis。多分決めていた通りの演奏したと言う印象。音楽がキッチリ変わっていく感じはプログレ的。30分ぐらいで納めてくれればというのが素直な感想。
して、今回の1番の目当てのPitaソロ。こっちは音が動く事で必然的に音楽が変化していく。意図的な最後のたたみ掛けはヤバいやつだった。
Fennesz&Jim O'Rourkeはフェネスの音楽にオルークが色々とわかりやすくわかりにくく足しているというセット。涎が出るぐらいの絶妙なメランコリック感。
最後にオマケ的にFenn O'Berg。こっちはそれぞれ勝手に動いている様に聴こえる音がそうじゃないように纏まっているようにも聴こえてて、それぞれの音を拾おうとしているうちに終わってしまった...。

9/24
奥山順市という実験映画の人のライブ映写って言うか、そういうヤツだったんだけど、映像と音のミニマルにスゲーやられた…。フィルムをスクラッチして音出したりとかアグレッシヴ過ぎで、昨夜のMegoフェスが緩かったという感想に変わってしまった…。
オレの大好きなライヒの「18人の音楽家のための音楽」の再構築という事で元々こっち目当てで足向けしたのだけど、単に元の録音を少しエディットして自分の音を乗せてるだけなのであまりにもしょうもなくて途中離脱。

9/25
結構久々にカフカ鼾聴いたけど、ゴスペルの様に聴こえてたのに終盤はアッパーなテクノが終わっていく様な気分だった。