2015/01のライブ観賞 11本

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今年最初のライブへの足向けは、やっぱりスーデラ。 遠藤隆太朗が変化の多いギターソロのセット、秋山徹次が大きく変化しないギターソロのセット。って後に2人のデュオ。遠藤が秋山の音を丹念に拾いながら、絡むと言うより作るデュオ。 初っ端からギターの音だけを聴けたってのは、中々ニヤニヤ。

1/10
時間間違えて途中からだったけど、L?K?O × Cal Lyall × 山本達久のシャープな感じカッコ良かった。
2ndはPHEWと映像?のRokapenis。品の良いドラびでみたいなレーザーを投射するRokapenisと、かなり独自なニカに変化してるPHEWPHEWのビートの一部は日本でしか出ないヤツ。
3rdはJohn Hegre × Nils Are Dronen × Jon Irabagon。全く尽きずに演奏が進む感じ。3者ともずっと演奏し続ける対等性の半端ない感じ。イラバゴンを聴くって意味ではオーソドックスな方が向いてるとは思うけど、インパクトの強いこの感じも嵌まってた。
最後は灰野敬二とAnla Courtis。なんかこのセットに接しながら、圧倒されつつなのだけどいろいろ考えた。結局、灰野敬二を聴くという事は圧倒を聴く事だと思った。そこに上手く対応するコーティスの貢献もあるのだけど、それにしてもやっぱり灰野敬二

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WWWでTWIN TAIL。残念ながら照井利幸がオミットしてたけど、それを大野由美子が代役して、更にヤマジカズヒデのギターとピアノのスガダイローが加わってて、ヤマジが勝井祐二を刺激するし、ローが中村達也と向かい合った音をぶつけるし、これまで以上の音楽だった。
緩やかな緊張と爆発的なロックのグルーヴ。そういう音と豊田利晃の映像が作ったのはインヤン。
今回のタイトルPLANETIST vs BABYLONは、結局TWIN TAILそのものだと思う。

1/15
スーデラで 羽野昌二&本田珠也のドラムデュオ。 超個性派と激豪腕の絡みは同調しても同期しなかったりちょっとしたりってなる。ビートが向かい合うと音楽のドコアだな…。 2ndは若いエレベ奏者が加わって、ここの纏り聴いて楽器のバランスを思い知る。でも、1stのインパクトは薄まらない。

1/16
UNITでEOR! 多分このバンドってクラブジャズ扱いだと思うんだけど、そういうののどれよりも尖ってて語彙が豊富で色んなグルーヴかましやがるので大好きです。もっとライブやって欲しい!

1/20
ライブよりDJセットの方が音がデカいという状態をニヤニヤ中。さすが灰野敬二
ちょい久々のtenelevenは映像を見せる意識が強すぎて正直勿体無い部分が幾つか有ったのだけど、あの沈み込むどうしようもなく引きつけるヤツは健在してるし、ナカコーと達久の音入れのセンスはちょっとこの先もオルタナの魅力は引き継がれるなあって解らせてくれるとこが強い印象。

1/24
WWWでSPEEDER-X! 序盤のSXだけの状態でかますとこで、中村達也が安倍批判を混ぜた言葉で歌う。戦争行くならオマエが行けって、歌う。立てるべき中指を立てる。これがパンクでしょ。ここのとこかなり重要。
達也とケンケン2人で十分WWWを熱くするロックかますのだけど、そこにゴマとかタブゾンビとか田中邦和とかが加わってのファンクが濃くなる展開のグルーヴィーが絶妙な混沌してて、その混沌がアヴァン界隈とは違う抜けていくような感じで、爽やかにすら思ったw

1/25
黒田征太郎×中村達也。何年かぶりにこの組合せを見たのだけど、勿論個人的には中村達也のドラムだけが聴けるという事が大きい。1時間ほどのセットを自分のビートで黒田と自らを鼓舞する。殆どがグルーヴのあるビートで、こういうスタイルの常套手段な摩り擦りは無い。これってモノ凄い演奏だよ。
達也に刺激されてリズムとりながらの黒田征太郎のペインティングは「火」がテーマ。これは色んな意味含みで、安倍や原発村への嫌味もある。 キャンバスを何度も塗り替える。序盤で真っ黒にしたのに、それを白で変えていくとか、普通じゃない手段で出来上がったこれは、この下に幾つもの下地がある。

1/27
日本代表が負けたせいで予定変わって金がかかるw
SWANSってロック側から見るとノイジーでアヴァン側から見るとロックだなあって、2年ぐらい前にUNITで見た時もそんな印象だったけど、あの時の妙に引きずる感は今回は無くて、それは多分ハコの違い。OEは天井が高くて音の抜けが良すぎw そのせいでSWANSのイメージの暗黒感が消えたw
って言っても、やっぱあのドラスティックじゃない変化で1曲を長く演奏出来てしまう感じは面白い。普通5分ぐらいで終わりそうな内容を30分ぐらいにしてやがるw あれは名人芸だ!w

1/30
スーデラで5.6.7.8sのリリパ。日付変わるとこら辺までという長丁場w その間ライブもDJも只管R&Rなヤツで若干食傷気味になったけど、たまにはこういう場もw まあ演奏力みたいなものは「あのそのあのですね」ってしか書けないけれど、それもいいんじゃないか?って、言っておきたいw
音楽はあれだ、まあ、色々な楽しみ方があって、普段はM気で打ちのめされたりするのを好むのだけど、ただ単に楽しむだけのR&Rパーリー!なノリも、楽しいというか、元々音楽としてはそこを好んでたしなあって、再確認するのも必要。

1/31
リキッドルームでMANNISH BOYS。メジャーならではの凄さを体感。客足も女性の足が多くて歓声も黄色い。ここに中村達也ファン枠の奇声を上げる連中が混じるのだけど、やたらめったらだったりタイミングとかもダメすぎなヤツがいて、同じ枠として耳が赤くなった…。
斉藤和義のギターは上手さだけじゃなくて、アプローチを変えてくる引き出しが印象。個人名義は歌の為のギターだと思うのだけど、MBsではロックの為のギター。 中村達也は当然の発火するドラム。誰にでも開かれているビート。やっぱオレは達也のドラムが半端なく好きだ。中途半端な気持ちじゃない。
終盤あたりから結構怒涛。中村達也のビートが半端無いし、斉藤和義なんてギターヒーローみたいな弾きっぷり。その裏でサポートでありながらMBのリーダーwの頭振りながら堀江博久が気持ちこもったベース弾いてるってのがなんかカッコよかった。