My Favorite CD (2014 Best10+?)

今年も勝手に考えて勝手に公表。追記で補足。
順位無し 大体リリース順、じゃなくて購入順か…。







・秋山徹次 & Anla Courtis 『Naranja Songs』
ギターを聴きたいけれど激しいヤツじゃなくて緩いのでもなくて、って時に聴いてた。
・Kim Myhr 『all your limbs singing』
ライブでは圧巻のストロークで演奏を押し切る人なのだけど、CDではちょっと違ってる。けど、ギターを弾く感触はライブのそれ。
・Tinariwen 『Emmaar』
このバンドの乾き感がスゲー好き。
・mn 『無理難題』
ノイズ?アヴァン?ってな勘ぐりは不粋だろうけど、そういう事を考えさせつつ動きまくる音にニヤニヤ。
・Bob Mould 『Beauty & Ruin』
待ってた!ってな出来。Sugar以降のBob Mouldの煮え切らない感を払拭。
・Traxman 『Da Mind of Traxman Vol. 2』
今年はこのアルバムの後っていうか、11月くらいからやたらジューク/フットワークが好きで、ジャンル的にはそれが今年一番。で、その象徴のTraxmanのこのアルバムはもうホントなんてーか、音楽が豊富過ぎ。
・道場 『道場 壱ノ巻』
アグレッシヴな音楽でノイズを不要としながらそれに負けないというか、時々凌駕してしまってるヤバさ。音もスゲー良くて、アグレッシヴでは間違いなく今年のベスト。
・Leon Russell 『Life Journey』
なんとなく買ったヤツ。よりによってLeon Russellがトミー・リピューマのプロデュースでって作品になんで手を出すか?って思いながらだったけど、意外に嵌ってるというか、時々ムダにゴージャスなリピューマの音がLeon Russellの泥臭さを引き出してて、リピートしてしまったパターン。
・Sick of It All 『Last Act of Defiance』
ロックの熱量では今年一。オゲーじゅつこじらせたしょうも無い連中はこれで大掃除。
・VA 『Next Life』 これが出てから、これを頼りにジューク/フットワークを聴き倒した。ホントここのジャンルは面白い。個人的に今年はヒップホップが面白くなかったのを、このジャンルが埋めまくった。
・原田仁 『Hearts & Minds』
なんかこれトチくるってる。ROVOのベースの原田仁がヴォイスのアルバムってってスルーなヤツも多いと思うけど、それは損。マジで凄い。
・山本達久 + 須藤俊明 『UNAGICICA』
これは会場売りのCD-Rで、この2人は昨年からこの形態で4枚リリースしてて今年も2枚出たのを買ったのだけど、どっちも面白くてそういうお手軽に見える作品としては珍しく聴き倒した。色々な『bod』も好きだけど、ダンスミュージック化したこっちの方が今の気分。
・VA 『Master Mix: red Hot + Arthur Russell』
なんかこれ聴いてるとビーチ・ボーイズというかブライアン・ウィルソンというか、それが頭に浮かぶ。今までArthur Russellを聴いててそんな事思ったこと無かったので、Arthur Russellの作品を改めて聴こうかと思ったけどメンドイので止めた。
・VA 『Beauty of Tradition - ミャンマーの伝統音楽、その深淵への旅』
今年の夏ぐらいにとあるキッカケでミャンマー音楽を聴こうと思って、『ビルマの音楽〜竪琴とサイン・ワイン』というのを買ったのだけど、買ったのに聴いてなくて、って時にこれがリリースされて聴いてスゲーやられました。ミニマルな音像とかチャルメラの鮮烈さとか、フリージャズが好きならミャンマーの伝統音楽を聴くと鼻血でます。この後に『ビルマの音楽〜竪琴とサイン・ワイン』をやっと聴いて、更にやられた…。
Theo Parrish 『American Intelligence』
これまでもTheo Parrishは聴いていたけれど、世間の評価ほどオレはそんなにって感じだったのに、このアルバムが今年がジューク/フットワークで締めさせなかった。ドラムの音のタイミングとか、シンプルなとこのセンスがモーモーモーってなぐらいカッコいい。
・Joe Morris / Chris Cretella 『Storms』
こっちのリリースを知ったのはほんの数日前。で、調べてやっと海外のサイトで発注したのだけど、いつ届くか全くわからん。ので、DL購入もしてしまった。したらこれが露骨に好みなギターの絡み合い。掻き毟るような音の羅列。
・Laughin' Nose 『ワチュロウパーティ LOFT 2014.12.27』
これは12/30の夜に配信になったヤツで、一応このログ下書きしてからDL購入したヤツ。それを沖縄に帰る時に聴いてて、やっぱこれも入れたいと思ったので追加。音は良くないしトラックはつながってる。けど、なんてーか、紅白でサザンが話題になったの見てると、いやまあそれもいいけど去年オレが見たラフィンの2回のライブは「戦争反対」を頭に持ってきて、現政権に楯突いているってのの方がオレには大きかったんだよなあとか思った。この作品では「戦争反対」は無いけれど、「A BOMB WILL BE NEVER DIE」〜「DEATH TRAP」〜「警告」〜「NO WAR」って並べてきたのは当然そういう事でしょ。やっぱこれこそがロックだし、パンク。オゲーじゅつ?、しに笑わすw
なんかしょうもないヤツが目に付く年だった。しょうもないと思うのはオレの価値観の問題なのでどう思うかはそれぞれだと思うけれど、オゲーじゅつぶったクソの勘違いに吐気。オゲーじゅつの前には人権はどうでもいいらしい。クソが。サブカル的な価値観にとらわれるのはある時期まであるのは自分もそうだったので理解出来るのだけど、そんなものはどこかのタイミングで脱却する。ま、いい歳になればわかるはずの当たり前。それをいい歳こいたオッサンオバハンがわかってないのを目の当たりにするとクラクラする。クソが。
オッサンは無駄なものに関わってニヤニヤしてられない、残り時間が少ないんだよw ま、そういいながらも新しいものに出会ったときはそれまでよりもグッとくる。ジューク/フットワークの芳醇とか、若くて可愛い女の子が感情でノイズかますカッコよさとか、そういうのが自分にも糧になる。そういうのをまた来年も期待しつつ、でも今年のライブ鑑賞数が152だったので、毎年思うことではあるけれど来年こそは厳選して100切ろうと思うw
(^o^)v