2014/12のライブ観賞 11本

12/1
1st、Richard Pinhasと吉田達也。ピナスのギターに外連味が無くて、アヴァンなロックからアヴァンを抜いた様な感じ。清々しいとも言う。まあ、吉田のビートは相変わらずなので、刺激は丁度なのかも。
2ndは灰野敬二メルツバウ。えーと、笑えるぐらいのハーシュノイズ。メルツバウが敷き詰める音と、卓モノで灰野敬二が主張する音とで、もうこれはwwwって展開。耳ヤられてるので、次のセットはマトモに聴こえない事確定w
3rdは揃い踏み。灰野は主にギター。で、まあまあ音は聴こえたので、このセットも結構な音量だったって事かw しっかし、一応今夜のテーマはピナスだと思うんだけど灰野もメルツバウも遠慮無しなので、ピナス的な展開だとは思うんだけど音は殆どw 要すると、音数と音圧で圧倒されたライブだったw

12/5
GBでロックンロール・ジプシーズ。 やっぱ、とにかくカッコいい。ここのグルーヴとアダルトなロックの音は多分女性の方がキクと思うんだけど、オッサンにもかなりなので足向け多々々ってなる。

12/9
今夜はKen Vandermark / Paal Nilssen-Loveに佐藤允彦が加わるというやつに足向け。 演奏の凄さはよくわかるというか、元々わかってた。実際凄かった。けどなんか面白くなかった。なんだろ?

12/11
予定外にスーデラのサウンドルームに足向け。 今ライブの美味しいとこだけで帰路中なのだけど、Lars Akerlundのラップトップからのノイズが心地良くてニヤニヤして、羽野昌二のトリオの演奏が一昨日見たライブよりもカッコいいジャズしててスゲーお得感。
竹内直のサックスの艶と羽野の独特がスゲー良い。若いエレベも硬質と柔軟のフリ幅が面白い。なんかオレがジャズ聴く時の気分は今はそういうのを欲してるんだなって、わかった。

12/15
LGで近藤等則のFree Electro。 序盤は、んーって気分。なんか面白くない。って思ってたら、中盤からレゲダブな展開になって、!って、なった。この辺でエレベの音を掴まえたんだと思う。それで音楽のすわりがよくなった。 2ndは多彩に展開して、結局ほぼヘラヘラしながら楽しんだw
やっぱグルーヴのあるライブは楽しい。そこにアグレッシヴが加わると更に楽しい。Free Electroってバンドはそれを過剰気味にやってた。

12/21
supercodexのみだったけど、昨年のWWW以来このアルバムを聴き倒してて、大好きなヤツ。今夜のハコは音に不安があったけど、しっかり鳴っててそういう懸念は不要だった。
再びあの世界観に圧倒された。やっぱあの音はスゲー好き。ニカとかEDMとかの側から見ても、池田亮司は別格かも。

12/23
実は数年ぶりのマージナル・コンソートだっだのだけど、3時間を超えるブっ続けの即興に、面子の音楽力の半端無さを思い知った…。

12/24
AKBCGでブラック・クリスマス・イヴ。 REMOというアキバらしい恰好の子が見た目違いなハーシュノイズからインダストリアルという展開かますw 日本はこういう事になったか!って、軽く感動。なんかざまみろ!って思うw
ドラびでお×東野洋子は、アブストラクトなドラびでおの音と東野の踊りが絡むのだけど、まあ、大体の印象がドラびでおのレーザーにやられてしまうw
灰野敬二×若林美保は、一糸纏った若林美保の色気っていうかなんてーか。着ている方が官能的…。
ドラびでお×若林美保。ここは組合せとして出来上がってる部分はあるのだけど、それでも鮮烈。ドラびでおってライブでしか体感出来ないのが強烈だけど、あのイケてるニカは、録音物で繰り返したいって思う。
最後のセットは灰野敬二×東野洋子。ここはなんてっても灰野敬二のドラム! 灰野がドラムセットを叩くのを初めて見た! スゲーかっこいい! マジヤバイ! その音に反応する東野洋子の身体能力も印象的。

12/26
ONJT + I.S.O.って持ち味の違うバンドが合体するわけだけど、その違う持ち味がそれぞれだったり同時だったり別モンになったりで面白すぎ。 2ndの中盤の、水谷浩章のアコベがドローンしてI.S.O.が共鳴したとこがヤバくて、そこからONJTなアヴァンが来てってとこ、凄かった。
気になった事。ONJT寄りの派手な展開の時、音量的に不利な一楽儀光が弓で擦る金物の音とかSachiko Mのノイズがちゃんと聴こえてくるってのは何でだろ?

12/27
ピットイン昼の部、大友良英阿部芙蓉美大友良英本人が言ってたように、かなり緩いライブだったw ノイズ出したいと言う阿部の為に使う予定じゃなかったターンテーブルを出してレクチャーとか即興ギターデュオとか、要するに、大友がデレデレしてたライブw
歌唱は少なめながらもやっぱ阿部芙蓉美の歌声は良かった。その阿部にコーラス付けてもらったりしてた大友良英。実は隠れ阿部ファンのオレは職権乱用気味な大友にちょっとイラッとしてるw

12/27
ピットイン夜の部にも足向け。一応、今年はこれがライブ観賞納めの予定。実は風邪をひいてたりするのでこの辺で勘弁してやるって感じですw あーまーあと、沖縄に帰る為の飛行機チケットが重くのしかかってるってのが真実です…。
1stの鈴木昭男の何でもない風が面白すぎて、ニヤニヤが止まらなかった。何でこれがそんなに面白いのか?って思ったりするんだけど、そうだから仕方ない。楽器じゃなくて日常の小物を使ってという一見シンプルというか、よく見てもシンプルな手法で聴きやすい方に音楽を収めるってのが凄いと思う。
2ndの吉増剛造大友良英は色んなところがフリーキー。昼の部と違ってシリアスな大友の音。こういうの文句なしにカッコいい、正に独壇場。昼の部のヘラヘラは何処に…。 で、吉増さんの自由奔放なやり方。これはもう、毎度だけど、ただただなんか凄いなこの人って思いながら見るしかなかった…。