2014/09のライブ観賞 10本

9/3
スーデラでICPオケ。ぶっちゃけオレはジャズのオケというか人数多めは好まないのだけど、それでもICPなので一夜ぐらいは、ってなヤツ。 なのでガッツリ接するとはならんのだけど、引かれるとこも幾らかあって、そういうとこはアクなんだと思う。それがジャズの魅力?

9/4
ピットインで中村達也と田中邦和とナスノミツルのRATED-EXPOというヤツ。 即興なのだけど、なんか凄くロザリオスっぽいなあ、と、思った。達也とナスノという組合せはナスノの重さが印象に残る事が多いのだけど、今夜は主導が達也にあるから、重くならずに変化する。
ナスノはちょい珍しく重低音多用じゃないし、田中のサックスはフリーだけどジャズの域を外さない感じで吹き続ける多弁。んで、達也の強いのにヘヴィーにならない陽性が相まりまくって、なんかロザリオスじゃね?って。
とか1stの時は思ってたんだけど、2ndは1stに対して「RATED-EXPO」したと言うか、なんていうか、明らかに、よりヤバい方に変化していた。

9/9
スーデラってました。ネッド・ローセンバーグの名前が最初にあったのでそういうセッションだと思ってたのだけど、七尾旅人劇場w それを休憩ありつつも3時間半…。これは流石にキツかったw
勿論面白い演奏もあって、2nd頭のローセンバーグと梅津さんのデュオと、旅人と梅津さんのデュオは今夜ならでは。でもそれ以外は歌い手が変わっても殆ど同じという印象で、今夜のこれは、旅人ファン以外にはキツいってw
バス賃が深夜バス扱いで、泣きっ面にハチ状態www
ピットインはジュリエッタ・マシーンだったんだよな…。今夜は選択ミスと言わざるを得ない。って言っても、旅人ファンには楽しいライブだったはずで、オレもこれが自分のお気に入りの歌手のライブならニヤニヤな気分だったんだろうな。

9/12
サンヘドリン半端ないw えげつないw 凄すぎwww マジメ言うと、ジャンル問わずアグレッシヴなバンドやってる人達は見ない方がいいレベル。打ちひしがれるので。 なんてーか、演奏の締めのとことか閉まるんだなってわかるんだけど、そこのとこの音を一つも逃したくない感じ。
復活後、今夜で3回目だったと思うのだけど、どれも灰野敬二はギターのみ。以前のサンヘドリンでは他の楽器も持ち込んでた。けど、現状これってのは、今の吉田達也ナスノミツルを相手するには持ち替えの余裕がないか、目先を変える事は不要だと感じてるんじゃ?
1stと2nd、多少の違いはあるけど、どちらも意図的に演奏を変えるんじゃなくて、3者のそのままだけで演奏してるように聴こえた。それで頭からケツまでヤバいんだから、このバンドは凄すぎ。
あ、1stと2ndでの明らかな違いあった。1stは灰野とナスノは椅子に座って演奏してて、2ndは2人とも椅子なしだったw

9/13
スーデラ。Black Packers+大友良英のセット。昨夜の後なので生半可はキツいのだけど、下の音が無いフィードバックなノイズが層を重ねたブッキラボーに見えて、けど実際は卓越した音色。ちょっと心地よすぎなぐらいw
トリの STAERは、アヴァンとかノイズって説明だったけど、これはマスロックの変化型だと思う。ギターとベースはフリーキーだけど、ドラムの複雑含みのスクエアは、バトルスがやろうとしてしくったところをやってくれている感じ。
正直、今夜のセッティングがSTAERにあってるとは思えなかったけど、序盤を過ぎてからはそれも気にならなかった。

9/14
アースダムでパンク。今夜はこれ一択。 最初のバンドは見れずにSlip Head Butt。多分今夜で3度目ぐらいなのだけど、目当てにしてるわけではないけど、頭に曲が入ってるw パンクってても、SHBは横もあるしエロいし、スゲー楽しいw
で、今夜一択の理由の原爆オナニーズ。今年やっとタイミングがあった。 ワンマンの様な構成でガッツリ。ぶっちゃけ、最強のパンクロック。原爆のライブを知らないでパンクとか、意味不明。

9/19
WWWでphew山本精一 and 千住宗臣phew山本精一の歌とかバックアップとかそれぞれの楽器とか即興とか、色んな含みがあるんだけど見た事のない音だった。 シネマ的だと思ったけど映像的ではなくて、再生されるものとは根本が違う今夜だけのヤツ。
最初にphew山本精一が出てきて2人でフェネスの様なノイジーかまして、そこに千住宗臣が加わってのビートの音色を聴いた時、あー、知ってる曲が知らない音楽として聴く事ができるんだな。って、思った。
で、オレは今夜も山本精一ルー・リードを思った。ルー・リードが存命中はそんな事思った事なかったから、多分今の山本精一にはルー・リードが憑いているはず…。
つーか、今夜のはバンドとしても凄くヴェルヴェッツ感あったと思う。千住のビートにもモーさん的なドタバタあったし、phewの歌はルー・リードに通ずる感じあったし。

9/22
ブリッツでMA!MA!MA! MANNISH BOYS!!! なんていうか、メジャーとか、そこのとこのチャートなんかにずっと関わっているような人の求心力みたいなの、半端ないな…。 で、そいうとこと50名位の客席の前での演奏を行き来してる中村達也って、やっぱとんでも。
どこでやろうが何だろうが、中村達也はキャラが変わったりしないで、強くて熱っぽくて明るいビートをかましてくれる。稀有ってのはこの人の事だと思う。 しかしとにかく楽しいロック、だった。こういう感じ久々w んー、ゼップも行っちゃおうかどうか、ちょっと考えるw

9/23
吉祥寺のGB。まずはカツオなんとかってギターとドラムのデュオなバンド。 ギターがノイジー気味にわめきつつも、結構しっかりロックになってるのはドラムがノリを外さないで叩いているからだと思う。ワイルドな感じが中村達也を彷彿。って思ったら、意外にも女性だった…。
して、LOUD MACHINE。昨夜思いっきりメジャーの多様を聴いたのだけど、LMの多様もやっぱスゲー。し、もう固まったって言っていいぐらいの「SCARS ? LOUD MACHINE」という締めは最強。これで閉まるなら、オレは5曲の演奏でも大満足すると思う。
西村の歌声はオレの琴線、カトケンはエビかますし、ワカがこなれない感じで歌うの気に入ってる。つーかこのバンドは大島香の跳ねるけど重いビート、アヴァンを装飾にするカトケンのスキル、主にダウンピッキングでロックにグルーヴするワカのベースとか、それだけでもかなりのヤツ。
で、LMで疲れたのでメインは見ずに帰路…。すみませんが、LMの後に何か見るのはオレにはちょっと無理です…。

9/27
ロフトでベテランパンクの対バン。 ちょい意外だけど1stがスタークラブ。ぶっちゃけ名前しか知らんかったけど、男臭い無骨めのヤツ。多分、面子は変わってもスタンスは変えずに続いてきたのだと思う。そういう厚みのある音。
で、ラフィンノーズ。今年2度目かw んーと、オレはモッズとラフィンからパンクを知ったのでここは特別扱いなのだけど、でもこれは今でもガチなパンクでしょ。あの盛り上がりはヤバいだろw 今年1番肉体的にヤバい状態にされたのがこの前のラフィンだったのだけど、今は今夜がそれw