2014/07のライブ観賞 14本

7/3
新宿のURGAでDDM.R18のデビューライブ。 圧倒されました…。サイケデリック・ストリップとか、ワケのわからんこと思う。 若林美保という美人の飛道具がありながら、レーザーという飛道具で打ち消して絡んでるw そこに壁のようなノイジー、でも上下の音あるし、横もめーいっぱい。
ドラびでおとDM社長のどっちがSでMなのかはわからんかったけどw、ニカっぽいノリとかが出てきたりしてたまらん…。 アゲハとかユニットのクラブイベントの大トリが似合うと思うw いや、マジで。このバンド、誰とやっても大トリ以外は無理w これこそライブバンド。

7/4
秋葉原のグッドマン。 いきなりドラびでおがレーザーかますセット。昨夜が線の投射が印象だったんだけど、今夜は面。音はエゲツないぐらいベースが効いてて、全体はアグレッシヴ。えーと、今年ATR見ましたが、正直こんなもん?感だった。デジタルハードコアって、今のドラびでおの方が似合う。
7/4JOJO広重のセット。 エレキで高周波なノイジー。不思議とノイズっていい方はしたくない。脳だけが揺さぶられる様に響く。ってなギターソロな展開からの歌。しかもオレには言葉が聴き取れない。のが良い。とか思ってたら「メシ喰うな」を歌う。スゲー、こっちは言葉が突き刺さる。
ツマミ系の卓の前に立った灰野敬二。正直オレは灰野はやっぱりエレキだと思ってんだけど、今夜のはこれは、灰野のソロってので、圧倒的にヤバかった。最終的に物凄い音量のノイズになるんだけど、ヴォーカルが半端なかった。凄すぎた…。
当然最後は揃い踏み。もうここは感想すら残せんw ここまでの3つのツイートを足して、それがちゃんと上積みになった展開だったとか、そんぐらいしか書いておきようがないw

7/5
記録の為。 ブルーノートでサン・ラーのアーケストラ。50年代ぐらいのやつの再現って感じ。

7/9
下北沢440フェルナンド・カブサッキのヤツ。 前回見たのは3年前。相変わらずの繊細なギターだけど、デュオとかカルテットとか揃い踏みとかで色々起伏、多彩。映画の様なライブ。
カブサッキって変態ギターな部分もあるのだけど、そこすら繊細に思う。

7/11
新世界で当日券が出ないと気付いたのは既に大江戸線車内。ちっ、と思いつつ、スーデラのチェックをしたらオープン・リール・アンサンブル。一度見てみようと思ってたので、予定変更。
オープン・リール・アンサンブルって名前から勝手にテープコラージュなの想像してたけど、踊れる方のヤツだった。見た目の斬新はちょっとヤン富田のとこを思う。耳に新しいと言うより、あのやり方でキッチリとしたものを作り上げる事がこのパンドの個性なんだと思う。

7/12
ロフトに足向け。途中参戦でロリータ18号、ライダーズと、今頃になって初めて見てカッコよくて、ヘラヘラしながら結構体力消耗。 して、大トリのラフィン・ノーズ。「戦争反対」からはじめやがった。必要を持ってきやがった。アンコールのシメは「聖者が街にやってくる」で、オレはボロボロ…。
20年ぶりぐらいに腕振り上げたw 自分の体力の限界も身に沁みたw もう今後はこんなにはしゃがないようにするけど、パンクスとかそれに共鳴する連中が大量にいる空間は気分いいな。

7/16
昨夜は恵比寿のBATICAってとこで『ガリガリ博士』という古いサイレント・ムービーを鑑賞。っていうと映画鑑賞とかちょい珍しい事をしたって感じだけど実は違って、この前のマーク・リボーの演奏に影響されたであろう遠藤隆太朗がギターを被せるというので、確認に。
1時間も独奏って大丈夫か?って思ってたのだけどw、リボーを手本としたことでライ・クーダーのような映像に嵌る音で仕上がった演奏。姿は見えずも丹念に弾いている事がわかる。似てしまう事を避けなかったと思うのだけど、終盤辺りにノイジーかますヤンチャな構成には我が出てた。
映画の方は映像としてしか見なかった。ストーリーは全く追わなかった。それでも1時間座ってられたのは、そういう演奏だったってこと。

7/16
渋谷のWWWで山本精一のレコ発。 フォークロックからフォーキー引いた様な感じで、淡々とする。中盤越えたアタリでガッツリとしたロック・ビートかまして、そこから徐々にサイケ気味の大きめの展開が加わる。
2回目のアンコールは山本精一の弾語り。ここに今夜一のアヴァン差し込んでくるのがなんかw 須原敬三のベースと千住宗臣のドラムがイチイチ的確で、渋めなんだけど大人しくはない感じも印象に残ったって言うか、結構そっちに惹かれてたw
山本精一ってギターも曲も、なんかLou Reedっぽいなあって、思った。今まで全くそんな事思ったこと無かったんだけど、今夜はそう思った。

7/18
スーデラなう。 大友良英ターンテーブルのソロが終ったとこ。最近の大友のタンテはこういう感じかw、っていうノイジー。今夜はスーデラのセッティングもはまってて、かなりカッコいい。けど、何故か笑えるw
しかし、こうなってくると逆にあのフィードバックしないヤツが聴きたくなる不思議は何? あの、なんかジリジリしながら徐々にはまってくあれ。あれも大友良英の大きな持ち味だよなあ。
2ndはcontact Gonzoという三人組。何ていうか、パフォーマンスとしか形容できないw 小中学生ぐらいの男子がじゃれ合いからマジの喧嘩になる寸前ギリギリって感じで、痛そうなとこは苦笑い。なんだけど、声出して楽しそうに笑うのがほぼ女声というのが…。

7/19
秋葉原のグッドマン。 1stがTransparentz。初っ端から終わりまでけたたましく半端なくノイジー山本精一なんて、この前のレコ発で弾いた音を10分ぐらいで吐き出しただろw 圧巻はHIKO。1時間ほどをブラスト多めに叩き捲くる。パンク!
2ndは血と雫。和的なメロの耽美という感じで、1st後にこれは、、、と思ったのだけど、なんか意外に引き込まれるところがあって、よくわからない。ドラムが高橋幾郎ってのだけが理由でもない。ま、わからんママもいいか。

7/20
スーデラより帰宅。都合により2ndの灰野敬二HARDY SOULのみ鑑賞。 オレは50年代60年代のR&RとかR&Bやブルースを音楽に接する下敷きとしているので思ったのだけど、灰野敬二はオーティスとかリトル・リチャードはやらん方がいいよ。

7/26
公園通りのクラシックスフェルナンド・カブサッキ和楽器とのセッションに足向け。 即興的な部分は少ないのだけどセッションってののらしさは色々。正直つまらない演奏もあった。そのつまらない所も含めて接する事でカブサッキの繊細なギターはクッキリするし、田中悠美子のアクの強さを再認識。
カブサッキの演奏は、即興演奏をする若いギター弾きに聴いてほしいと思う。カブサッキの繊細は結構いろいろ含みなんだよな。ヒントっていうか、糧になると思う。って、今夜でカブサッキのツアーは終わりだけど…。

7/28
クアトロでMarc Ribotのヤツ。 楽しいし、スゲー上手い。オルタナぶらずに惹きつける力が半端ない。カバーってのの面白さを演奏力でグイグイかます。アヴァンの滑り込み方とか、わかりにくいかも知らんとこの混ぜ方にニヤニヤしたw 1か月ぐらいこのバンドのライブ見続けたいw

7/31
高円寺ショーボートで久々にSANDADA。 ストレートでガレージでスピードでサイケでグルーヴ。です、マジでそんな感じ。 今夜東京で他のライブを選んだ人は非常に残念に思います。ホント、終演後に「カッコイイ!」ってのがしつこく何度も聴こえたの、他には思い出せない。
中村達也のビートは重いんだけど暗さがなくて、そこが他と圧倒的に違う。んだよな。 メンドー端折ったカッコイイのを聴きたいときは、やっぱ、達也。だよ。