2014/02のライブ観賞 12本

2/2
昨夜のスーデラ。 チョイ久々にキリヒト。スーデラでキリヒトって、ちょとニヤつく。ベースの無い独特のロックのグルーヴと、パンキッシュな跳ね。このバンド、見過ごさないほうがいいと思う。
Anla CourtisとMerzbowの組合せは、もうこれってなハーシュノイズ。序盤はCourtisも上モノ的に音かましていたけれど、中盤以降はパフォーマンス中心で、動きに似合う音が無かったので多分ほぼMerzbowの音。
スーデラでMerzbow或いは秋田昌美の音を何度も聴いてるけど、昨夜のはその中でもベスト。その理由もハッキリしたけど、つぶやくのは止めとくw

2/5
スーデラでCarsten Nicolai aka Alva Noto。ちょい前からだけど、この人、ほぼ踊らせる為の音楽に変わっている。展開する映像の扱いが、さすがな個性。

2/8
今日の天気に、めげそうになりつつも、ホントにめげそうになりつつも、歩いてる途中に指がかじかみを超えて感覚が無くなりつつも、、、ってしつこいけど。とにかく半ベソで幡ヶ谷のフォレストリミットというハコに足向け。こんな日に初めて足向けするっていうハンデを思いっきり、だった…。
手元でエレを扱いつつヴォーカルも交えたノイジー気味の原田仁のソロセット。ベーシストとして名高いこの人、こういう事も持っているんだなあ、と。
して、メインのナスカカー。実は予備知識ゼロで、でも、ある人のつぶやきで幾度目にしていたのでなんとなく興味を持ってしまった。
なんとなくアヴァン系かと思っていたけど、ガッツリとロック。しかもかなり色んなロックを持ち込んでいて、プログレな展開のハードロックとかかますし、笑わすし、カッコいいのと面白と、入り混じりで、あったんぐゎーに好きになってしまったw
まあ、今夜はとにかくクロネコw disって上げるという展開力はプログレだったw

2/10
スーデラ、1stは 藤田陽介という人。自作ハープみたいなのを使って、ホーメイから浮遊感のあるドローン。して歌。ハコのサイズをうまく使った演奏。
2ndがメインの Kim Myhr。アコギひたすらカッティング。グラスの曲をライヒの音色でミニマルする感じ。あの右腕、どうなってんだ? しかもエフェクトの類は無いのにアコギとは絶対違う音が時々。ヤバ過ぎる。
3rdはhakobuneという人で、ギターと卓でフォークトロニカ。音は動いているけどドラスティックに展開しない感じが個性的。

2/15
昨夜のカフカ鼾。1stはうねうねと蠢く感じ。なんか深海っぽい。ので、Drexciyaとか思い出す。終盤に薄くビートがきて、それ、達久が叩いたのをオルークがサンプリングしてループ、という手法だと思うのだけど、これが来た時、ビートが入る事で聴く側の自由度が上がる気がした。
2ndはカフカ鼾のイメージ通り壮絶をぶち込んでくるパターンだと思ってたのだけど、1stを引き継いで、それがプログレの様に展開していた。1stよりはビートがあったし、その中の音の動きは半端なかったけど、全体的にはかなり抑えのある演奏だったと思う。

2/16
昨夜のスーデラは山本精一吉兼聡ナスノミツル外山明の4人で即興演奏が2セット(+アンコール)。確実に良し悪しがあって、んー、即興演奏ってヤツについて、色々考える内容だった。こうやって考えるっていうのも、音楽を楽しむ事の一つに必要なのかも。

2/17
スーデラ。1st終わったとこ。ピアノの栗田妙子と斎藤良&池澤龍作という二人のドラムでトリオ。 かっちりとジャズの枠の中のフリーな演奏という感じ。なんか久々にジャズ聴いた感w
2ndはノルウェーのLana trio。ピアノ、ドラム、トロンボーンのトリオ。予備知識ゼロゼロ。 フリーインプロから時折アヴァンと言うかフリージャズと言うかなんて言うか…。まあとにかくアグレッシブしつつ、楽器の関係が良くて個々の個性が面白かった。スゲー、と、思う。

2/18
スーデラ連荘。今夜はオルケスタ・ナッジナッジ。岡部洋一がオミットで、伊達弦と田鹿健太というパーカッション奏者と、なんと大友良英が加わるという編成。勿論大友はギター。
なんか噛み合うんか?って感じだけど、今夜のONNは今までとは違う演奏、というか、多分曲そのものがライブでは聴いてない曲。音圧強め。なので大友のギターが以外に似合う。んー、こういうアグレッシヴなONNってのも珍しいし、面白い。やっぱ時々は刺激って必要なんだな。
あ、アンコールでほんのちょっと、大友のギターであまちゃんなサービスがあったw

2/22
昨夜は江戸川橋のカフェでポエトリー+インストというライブに足向け。ああいうところで梅津和時バスクラとか、スゲー萌える。し、サム・ベネットの器用も再認識。ポエトリーの2人も、揃い踏みのところとか面白かった。
ギターの遠藤隆太郎は独奏ではミニマルな空気だったけど、梅津さんとサムという場数踏み倒しな2人と絡んだセットは圧倒されつつもリードしたり、気持ちで持っていくところもあって、実は結構器用な面が印象的。 あー、最後の局面で梅津さんがアルトぶち込んできたところ、ヤバかった。

2/23
スーデラでの、Jimi TenorとNicole WillisのユニットCola & Jimmuのライブに足向け。 80年代終盤から90年代にあった、キャッチーなハウス。それを今時なのだけど、今時これをあえてというJimi Tenorのセンスがやっぱモンド系だな。って、思う。
実は結構ハウスなヴォーカルが好きで、Nicole Willisのそれはカッコいいし、Jimi Tenorが時折挟み込む演奏者としての音、特にフルートと鍵盤を同時にかますところ、アヴァン寄りのオレの耳がゾクゾク。 んー、Jimi Tenorっていう音楽センスは特別。

2/27
下北沢ガーデンでロックンロール・ジプシーズ、ゲストに山下久美子。というライブに足向けしてきた。豪華。 RRGのグルーヴがたまらん。毎度。ロックのアダルトなグルーヴで、でも、アダルトすぎないところがRRGのカッコよさ。だろ。そこにゲストの山下久美子。あー、あの山下久美子…。
この人を意識して聴いた事は無かった。が、80年代のあの時期はそういうの関係なしにガキだったオレでも耳に残ってる。それをRRGのグルーヴでかまされた。
その山下久美子入りの時の市川のベースがカッコよくて、なんかレゲの様なダブの様なベースをかます。あれはカッコよすぎ。
山下久美子という人を目の当りにして聴いて、この人から受け継がれているものに気付く。直接的な影響はなくても、今の(日本の)女性のロックとかポップとか、ここから来ているの多数。 んー、あと、多分アン・ルイスなんてのも、かなりそういう影響残してる気がする。

2/28
今夜はスタジオ・コーストでNINのライブを見たのだけど、、、全く毒の無い感じに逆にとしか、、、。
元々2ndしか聴いて無かったんだけど、行くと決めてからMUで新しいのとかライブ盤とか聴いて少しなんか、、、って思っていたのだけどこんな事になっているとは、、、。