2013/8のライブ観賞

8/1
今夜は他にも選択肢があるという悩ましさの中、ラママを選択。ヒカシューチャラン・ポ・ランタンカップリング。巻上公一のライブを何度も見ているので錯覚してたけど、実はヒカシューは1回しか見たことが無いし、なんか最近スゲー、チャランポが気になる。
前座の後、チャランポ。アコーディオンの小春と歌のももに加えて、サポートのドラム。質素な感じだけど、エンタメ力半端無い。ももの歌やばい。し、アコーディオンとドラムだけって状態も、それでも不足は思わん。あー、まずいな、これはオレは嵌りの方に向いている…。
してヒカシュー。前に見たのはちょいスペシャルな感じだったのだけど、今夜のは今のリリースをしているヒカシューの音。音楽の取り込み方が半端無い。 アンコールはヒカシューとチャランポが合体。して、ニヤ付いた。
この後チャランポはソウル・フラワーとのツアー。東京はガーデンだけど、残念ながらその日は別のライブ観賞予定をしているので見れないのだけど、魂花ファンの人達、今のとこ「アンパンマンのマーチ」でしかチャランポ知らんと言う人多いと思うけど、スゲー期待していいです。

8/8
また、苦手なスマホであまりに酷いタイプミスだったんで打ち直し。 今夜は毎度のスーデラでJohn Butcherと大友良英のデュオを観賞。大友は近年のこういうセッションでは珍しくハードめのフリーインプロなギター。高揚感よりも音色を探る感じ。これは相手がブッチャーだから?だと、思う。
テナーとソプラノサックスを持ち替えつつのブッチャー。個人的にはブッチャーはソプラノの方が好きなのだけど、今夜の様々なアプローチ、特殊なその奏法の独特はテナーの方が強かった。音の出入りが他では知らない。今回の来日は今夜しか観賞できないのが残念すぎる。

8/9
ピットインで勝井祐二大友良英中村達也のセッションを観賞。昨夜と打って変わった大友のロックでアヴァンなギター。ヴァイオリンだけの音色扱いつつ時々大友より音がヤバくなる勝井。そんなの相手にガツガツしたビートでグルーヴさせる達也。暑い夜に熱い音。フラフラな気分。

8/10
勝井祐二2DAYSの楽日を観るため、ピットイン。今夜は勝井とユザーンと益子樹千住宗臣、で、KOMA。 KOMAはエスニック・プログレッシヴ・トランス、だと思う。
ユザーンと千住のビートの羅列は、まあ、リズムなのだけど違う感じもする。し、ギターも抱えつつの益子のシンセの多彩な音色は、オレはやっとこの人の音がハッキリ聴き取れたんだなと、印象に残った。し、どうしようもなくトランスさせるところは、まあどう見ても勝井の持ち味でしょ?、と。
KOMAは楽しい。聴いてるほうも楽しいけど、多分やってる方も、そこそこか結構かわからんけど、楽しんでいるのだと思う。

8/11
今日ばかりはどうしようもなく、あまり足向けしたくないけどブルーノートで着席中…。
1stと2ndが別チケットなので、その間を利用して新宿に行って仕事…。2ndの開演までに戻れるか?
Living Colourってのは、オレにとってはかなり特別だったりする。1988にデビューアルバムだから、四半世紀聴き続けてきたのだけど、今夜がやっと、初めてののライブ観賞。異性にすら四半世紀恋焦がれるって事は無いわけで、それをさっき目の当たりにしたってのがマジで夢の中な気分。
しかし、意外に表参道駅から新宿ってめんどい。

8/13
ピットインでオルケスタ・リブレ。躍動と、夜なのに白昼夢にする感じを行き来。

8/14
今夜はスーデラでオルケスタ・ナッジナッジ。打楽器アンサンブルのグルーヴに毎度のごとくヘラヘラしてたらあったんぐゎーに時間が過ぎた。

8/18
実はちょっとアップリンクってのも頭にあったのだけど、ネイキッドなロフトに足向け。『第1回プロテスト・フォーク・ジャンボリー』の観賞。実は開演時間を勘違いしてて、辿り着いたらナラカズヲの歌を少ししか聴けず…。
河村博司 with 磯部舞子。一見とぼけた感じの河村だけど、歌声、キッチリ伸びている。あー、初耳の歌って実は結構キツイ事が多いのだけど、スンナリ入ってくる感じ。に、磯部のヴァイオリンの色づけ。この楽器を聴く機会も少し増えたけれど、磯部の弄りの無い音色は美音。ちょっとやられた…。
セット間のBGMが佐野元春ってのにニヤニヤして、たら、西村茂樹加藤健&大島香で西村組。最初、西村が無伴奏で「沖縄を返せ」。実はオレはこの歌、サビのとこをなんとなく知っているだけなのだけど、マイクすら使わずに歌いきった西村に圧倒された…。
次は「圏内の歌」だったかな。ここで西村は結構感極まってたような…。他に「アリガトウ サヨウナラ 原子力発電所」とか、カバーが多かったけれど、「R&R13」かましたし、更に「Scars 13」が、アコなのでちょいお洒落な雰囲気を携えてた。
次が恒松正敏が結構ソロ状態でかます。アコギかき鳴らしつつロック。恒松さんは結構こういうスタイルやってるから、余裕感。つーか、ちょい酔っ払いw して、Wakaのベースが加わると、流石のグルーヴ感。たまらん。これで「Crazy Dream」かまされたんだから、ニヤニヤするしかない。
で、恒松&Wakaセットの最後はLoud Machine揃い踏みで、えーと、、、あの曲、、、歌えるのに曲名が、、、まあ、いいか…。確かここでも西村はジャンプしてたので、今夜は合計3回はジャンプしたはず。
最後はジンタらムータ。ロックとは違う色んなところの歌を演奏。このバンドの音楽の語法が心地良い。って言っても、緩いってのは違う。あーまー緩さはあるけど。終盤リクル・マイが加わって「生きる権利」とかあるのだけど、ここのとこのMCに色々あったのだけど、それを書いておくのは違うかも。
さて、次があるのかどうかは反響次第らしいですw 反響ってどうすればいいんだろう?
あ、リバーブか!
昨夜、恒松さんが山口冨士夫さんへの追悼で1曲歌った。あの時、胸焦がれたのは仕方が無いよな。

8/20
今夜はスーデラ。1stが終わった。Celerという人。フォークトロニカの様な音色の2音が繰り返す。
2ndは今夜のメイン Christoph Heemann。卓モノを使った即興。機械的なノイズの印象。 色気の薄い感じだけど、 大小の展開。
3rdはJim O'Rourke+Christoph HeemannでPlastic Palace Peopleというユニット。ここまでがストイックだったので、1 + 1がハッキリわかる。あーでもやっぱりオルークの色か強めだった印象で、『Visitor』的が思い浮かんだ。

8/21
スーデラ連荘。今夜は『SOFA NIGHT 2013』。今1stの Sofia Jernbergという人のヴォーカルのソロセットが終了。吉田アミ的なノイジーと、若干シッツェル的な方弁。かなりテクニカルだと思う。
2ndは12弦アコギのKim Myhr。只管同じテンポでカッティング。ミニマルだと言える。しかし、なんか不思議な持続音がある。でも仕掛けは見当たらない。何だあれは?
3rdはStreifenjunkoというテナーサックスとラッパのデュオ。デュオだけど、まあ音数は…というパターン。こういうの、オレは全編楽しめた!とはならず、時々自分が音楽を聴くという姿勢の未熟さを考えたりするんだけど、何とも言えない知らない音が入り込んでくると、結局ニヤニヤ。

8/28
今夜もスーデラ。1stはJim O'rourkeと石橋英子と山本達久のカフカ鼾。ドローン含みなミニマルの即興。展開大きくて、暇な時間が全く無い。まだ見ぬSupersilentを圧縮して上積んだ様な濃密。オルークのやってるので、この音が一番好きだな。
2ndはChristoph HeemannとCelerのHollywood Dream Tripってユニット。2人分の卓モノを見るとノイジーかと思ったけど、ミニマルなエレクトロニカ。卓モノならではの音が徐々に展開。時々グラスの様なミニマルフレーズがグルーヴ。参ってしまった…。

8/31
ダラダラとしていて、なんか早川さんの歌聴きたいなって思ってHP見てみて「あ!」、と。代官山UNIT山本精一のデュオが今夜。前にチラシ見て、行こうと思ってたけど忘れてた…。当日では入れるか?って思いながら、蒸し暑いけど風が強いのでなんとかなりながらUNITに着いて、無事入れた。
UNITなのに椅子が並べてあって、あーまー、そうか、と。でもこっちは立見という立場。でも、個人的にはそっちの方が好み。
1stが山本精一。山本の弾語りってのは初めて見る。ロック側な人としてはクルーナーな歌い方。激アヴァンもかます人が丁寧に歌い上げる。オレの大好きな「まさおの夢」とか、耳に聴き覚えのあるものばかり。こういう山本も、良い。
2ndが早川義夫。こちらは大きく、感情を込めて歌う。ロックでもあるし演歌でもあるな、と、毎度の様に思う。これはあれだな、日本人だけの歌唱だな。こちらも勿論、聴き覚えだらけ。ホント、早川さんの歌はこのままレジェンドにならずに続いて欲しい。
本編後2回のアンコール。最初のアンコールの時、山本のセッティング時のノイズがいい感じに場をつなぐ早川さんのMCの邪魔をする。大笑い。わざととしか思えん…。
しかし、タイプが違う歌い方の2人が絡む1+1ってものスゲーな。