2013/10のライブ観賞

10/3
今夜はスーデラに足向け。 渡邊琢磨のライブ。1stはそのうちリリースされるらしい新作の録音を数曲再生して、更に琢磨と小沼純一という批評家?と対談。なんかその録音、ちょい現代音楽な印象もあった。
2ndは演奏。エレピの琢磨とドラムの姫野さやかがガッツリ。このセット、姫野が凄い。って思い出した。数年前、ここであのPNLと姫野は叩きあい。で、その時も驚いた。あの小さな体躯で思いっきりドラムにアプローチ。TL的にタイムリーなのだけど、マジで中村達也を髣髴させる場面多々。だった。
もちろん琢磨も個性は思いっきり。まあ、鍵盤のとこの個性はオレにはわからんのだけど、気持ちが入ると思わずシャウトの様な発声かましたりする。この男、面白いんだよな。バンド体勢になってからのコンボピアノでの琢磨の歌とか、パンクだと思う。

10/10
今夜はスーデラ。1stが終ったとこ。チェロのギャスパー・クラウスと薩摩琵琶の西原鶴真でデュオ。 楽器のもつらしい感じの音楽が絡みあう。多分お互いに相手に少しだけ歩み寄っている。違う感じがそのままだけど、ちゃんと繋がっている印象。少ない音数が美しかった。アヴァンなとこも、印象。
2nd終了。ギャスパーとドラムの吉田達也とノイズのメルツバウメルツバウの色んなのを無効化する高周波なノイズがチェロどころかドラムも遠くする…。けど、そこかい潜って聴こえてくるビートと擦弦が、やっぱ、色々増幅してるんだな。いやしかし、メルツバウ半端無かった。耳、もうダメだw
昨夜、西原鶴真が唄うのを聴いて、なんか知ってる様な気がしたのだけど、んーとか思ってたのだけど、思い出した。Shing02の「美獣」。

10/11
今夜はO-eastに足向け。ADFのライブ。全く前座のレベルじゃないGOMA & The Jungle Rhythm Sectionが前座ってのがおいしすぎで、短めのこのセットでクタクタ…。ビート3人とディジュという組合せ、これ、人力ムンベーだよ。スゲー、カッコいいよ。大好き。
して、Asian Dub Foundation。前座でクタクタしたけど、今夜オッサンのオレは体力を更新した。ADFは全くジャンルの無いミクスチャー。そしてなによりどうしようもない幸福感。観客という存在がモノ凄く良かった。こんなに幸福感のヴァイブが溢れるライブは知らん。
演者にはどうしようも出来ない、客席の場ってのがあって、今夜のADFはそれの凄くいい感じの場だった。ホントに単に音楽を体を揺らして楽しむ、あー、体が勝手に揺れる動くという場で高揚しつつ、でも、少し回りに気を遣いつつ。そんなライブだった。あの全部がうねってく感じ、たまらんかった。

10/15
仕方が無いとはいえ、こんな風雨の中、クアトロに足向け。ベス・オートンの単独。 アカペラで始めてアコギで弾語り。更にピアノでも弾き語って、中盤に差し掛かるあたりでジム・オルークがエレキで加わる。という感じで進んだ。
ベス・オートンって歌うまいなあ、とか、マジで思う。なんかそういう風に聴いてなかったので妙に新鮮。でもまあ、このスタイルなら全部で1時間ぐらいが、オレ如きには限界かも知らん…。或いは休憩挟むとか。
オルークはピアノの演奏なんかもあったのだけど、まあオルークの音を聴いているという演奏ではない。し、そういうのもやる人だとは知ってたけど。とか思ってて、アンコールの最後の曲でのオルークのアプローチが音響的なのを扱ってて、なんか結局ニヤニヤ…。

10/18
クアトロでのトロージャンズのライブに足向け。実はトロージャンズは文字情報以外は知らなかったけど、なんとなくこれは向いている気がした。 スカをベースにミクスチャーというイメージだったのだけど、そのスカはレゲを土台にしてると思う。だからレゲな時のベースのグルーヴが半端無い。
トロージャンズは、ケルトだったり日本の曲だったりを取り入れてるのに、音楽にロックは無い。あ、多分、無い。なのでスカコアにはならんくて、軽さがあって、心地良い緩さ。とか、管楽器のソロとか、印象が色々残った。

10/22
赤ブリでフレーミング・リップス。初めてFLのライブを見たのだけど、エンタメ・ショー、だった。音楽の印象が少ない。音があまりにもショボいと言うか、多分『Terror』向きの音作りだろうけど、それ以外の曲が…。いや、元々あんななのかも…。全編『Terror』だったらよかった…。

10/23
元々は今夜はピットインに行くつもりだったのだけど、なんか気が変わってスーデラに足向け。2組の2セット、全く知らん名前。って事で、まあちょっとニヤつく様な客入りw
1stがGovernment Alphaというノイズの人。ハーシュノイズ気味の音量。ノイズを発するという手法の色々を備えていたと思う。なのでアクというのはあまり感じなかったのだけど、音を浴びるというスッキリ感を感じさせてくれて、ノイズってのの気持ちよさで満足。
2ndはノルウェーのFreddy The Dykeという2人組。ドコアをベースに持ったアヴァン含み。音が思いっきり前にくる。うわ、これ、カッコいいじゃん。こんな極小な客足でも関係ない感じ。
んー、マジでカッコよかった。昨夜足りなかったロックを今夜思いっきり感じてきた。

10/26
風邪っぴきの中、LRのHeavymannersに足向け。秋山のぶっといベース音が心地良すぎ。こういう横揺れのヴァイブの中でズブズブになると、なんか色んな事がどうにかなる気分になるのだけど、でも風邪は治ったりはせず、、、どころか、汗かいた後寒い夜道を歩いたので実は悪化している…。