RETRO-2038 - A lively night of electro fun!

今夜もスーパーデラックスに足向け。が、今日もちょっと都合により、2セットのみの観賞。
辿り着くとちょうどJim O'Rourkeがセッティング中。それが終わると演奏が始まる。今夜は卓モノのO'Rourke。ドローン含みからの展開。荘厳な音色を撒き散らす。ギターでアヴァンなO'Rourkeもいいけれど、個人的にはある時期からO'Rourkeはギター以外を扱う時の方が興味が引かれているのだけど、今夜のは、そこのとこ、丁度突かれた感じで、恍惚が何度も来る。来月の6days、かなり楽しみ。
今夜のメインのCoHは、事前にKraftwerkの『Computer World』に影響を受けていると聞いていて、このタイミングでそういうのを聴けるってのはなんかの巡りあわせとしか思えん。して、始まった演奏、ラップトップから出てくるシンセの旋律は、そのなんとなくコミカルで幸福感のある感じと、その音色そのものとが、まさにそれ。勿論まんまではないのだけど、Kraftwerkをリミックスしているというか、そういう気分で聴こえてくる。どうもこれまではこういう感じではなかったらしいのだけど、『RETRO-2038』は、そのタイトルにRETROと入れていることを考えても、多分あえてこういうスタイルを選んだと思う。あー、ヤバい、マジで丁度のタイミング。心地良いし、CoHの持っている現代性の部分がカッコいいし、ヘラヘラしてしまった。
この後どっかでCoHの演奏があるかどうかは、検索してないので知らないけれど、Kraftwerkにニヤニヤした皆さんは、CoHを聴いたら、そのニヤニヤ、継続できます。