Kraftwerk 3-D CONCERTS 1 二 3 4 5 6 7 8 『放射能 / Radio-Activity』

正直な話、このところ、チケ代の高いライブはイマイチ満足感が無かった。まあ、ファンとしてちょっと甘い感じになるのはわかるのだけど、変に評価の高い状態とか見て、余計、なんかなーって気分が増した。なんかな。¥3,000ぐらいのライブでガッツリ楽しむことが出来たのに、な。って、思うとなんかちょっと悔しい気分になったりする。
久々の赤坂ブリッツ。通称赤ブリ。まあ、既に赤プリが無いのでこの呼称もイマイチか。もう10年は来てないとこだったので、改装されてから初めてなのだけど、以前とどう変わったかよくわからんかったりするが、まあいい。
Kraftwerkのアルバム再現ライブがあると知って、チケ代と、まあ、Kraftwerkへの思い入れを考えて一夜だけでOKだと思った。ので、一番耳に残っている『Radio-Activity』を選んだ。まあこれ、実はRadio-Activityってのは放射能を指すという事を実は311以後知った。知って、余計。このアルバムは重要になった。ので、今夜の足向け。
で、だ。このライブ、3Dで映像が流されるのを見つつ、という事になっていて、凄くちゃちな3Dメガネを入り口で渡されて、それをかけて、見る。まあ、見るっての、あまり重要視していないので、3Dって事にあまり惹かれるものは無かったのだけど、あー、ごめんなさい。凄かった。3Dって手法をこういうちゃんとしたところで見るのは初めてだったのだけど、モノ凄く惹き付けられた。スゲー・・・。なんかホントに自分に向かって文字が飛んできて、それが通り抜ける感覚、ヤバかった。終始そんな感じではないのだけど、しかしああいう映像を目の当たりにすると、ホント、ヤバい。それと、もう古いはずのあの音楽は、今も違う空気の音だった。あー、ムンベーなリズムとかあったので、多分アップデートされているのだと思うのだけど、4人が手元の見えない卓の前でなにやら手元を動かして、って事は演奏しているって事で、それがピッタリとしているって、なんか、ロボットだと思ってたKraftwerkは演奏しているんだな。が、これだけ合わさってるのはやっぱロボットじゃねーか?とか、ちゃちな3Dメガネをかけて考えたりしつつ、やっぱビートが気持ちよくてちょっと揺らつきつつ。ってしていると、『Radio-Activity』が終わり、その後は他のアルバムの曲が演奏される。ここからはボートラみたいなもんって思ったのだけど、ここからの方が本編より長かった。それを見てあー多分、映像の作り方はアルバムによって方向が違う。『Autobahn』のイメージってこういう映像なのか・・・と、か、思う。まあ他も色々で、休憩なしで2時間、Kraftwerkの音と3Dな映像を浴びて、参ってしまった。明日のチケットとかも売ってて、あー、明日は『Trans-Europe Express』の日か、、、って財布を見たらチケ代に足りず・・・。いや、財布が軽くてよかったかも知らん・・・。
思い出したので付け加え。あのさ、『Radio-Activity』でFUKUSHIMAという文字と言葉が出た時、歓喜の声あげてる人達居たけれど、それは違うんじゃないか? もっと、ちゃんと考えよう。