ジョン・ゾーンズ・コブラ東京作戦 日本国憲法記念!! 超法規部隊

昨日、今日の予定が無くなったので、なんかないか?って思ってライブを探すとラママコブラを発見。おー、そういえばこの前のフリーマンのライブでのフライヤーにコブラあったな。って思い出し、帰路にチケットを手に入れた。で、今日。ラママに行く前に今回の面子は?って思って確認しているとなんとチャラン・ポ・ランタンの小春! ってても、今週のサクサクを見ていなければここで反応する事は無かった。なんか、ホント、偶然ってのある。
ちょい久々なコブラ。前回は本家John Zornのヤツをピットインで見て以来で、その前がラママ巻上公一がプロンプターのやつだったのだけど、その時はヴォーカルやダンサーなんかもいて、ミックスの度合いが高かった。けど、今夜は割りとジャズ寄り、アヴァン寄り、な面子。という中で、小春っての、面白い要素だった。ツイートを見ると初即興と書いてあって、あーまー、そらそうだろうな。と、思うのだけど、巻上は演奏力の無いものは好まない人らしいので、小春は即興はしてなくても、演奏者としてはそれなりにある。という事のはず。実際、まあ、コレクティヴなところの音量ではどうしようもないのだけど、数人の組み合わせのところでは、アコーディオンの音色は耳に残る。勿論、もっと派手な演奏の持ち主もいるのだけど、むさくるしい面子のなかでは、サクサクでのやさぐれキャラと違って可愛らしくすら見えて、なんか色々と面白かったかもしらん。
あー、で、コブラっての、個人的には正直言って、面白いっていうのとはちょっと違う。なんていうか、コブラで一番楽しんでいるのは演奏する側で、客としては、あまりにめまぐるしく変わっていく感じを、追いかける。すると、面白いってのとは違うけれど、飽きるという事が殆ど無い。んーしかも、本家のZornのよりも、巻上の方が面白い、です。
コブラ見ながら思った事があって、内橋和久と外山明の内外、は、コブラ的な展開の目まぐるしさを両者の呼吸だけで作っている、と、思う。丁々発止とか小さな音の即興とは違う、ユーモアの持込とかを含めて、同じように思えるものがあって、即興を聴く側を飽きさせないっての、とか、思った。