Dans Les Arbres & Henritzi/Fukuoka

Marvin Gayeの悲しげなソウルにリズムあわせて辿り着いたら時々雨降りの西麻布。・・・。スーパーデラックス、です。
1stにMichel Henritzi & Rinji Fukuoka。Henritziがひざの上に載せたエレクトリックなギター、Fukuokaがエレとアコなヴァイオリン。ノイジーなギターの上をヴァイオリンが響く。ギターのやってる事はハーシュノイズだと思うのだけど、ベース音が殆ど感じ無いので音の割りに音圧を感じない。ので、ガレージなノイズ、と、思った。その上のヴァイオリンはエスニック含みに聴こえる。変化はあるのだけど、あまり気にならない。結構、正面を突いた音。
2011年の暮れあたりにピットインで見たDans Les Arbres。Necksを思い出すミニマルの印象だったのだけど、その時はエレクトリックなセットの演奏は見ることが出来なかったのだけど、今夜はそのエレクトリックなセット。
アコがエレに変わると、音楽そのものが違っていた。明らかに音の鳴りにこだわっている。インプロというやり方だけど、あまり上がらず、抑え目の音も持ち込むし、ミニマルなフレーズが出てくる事もあるし、わずかにグルーヴする事もある。こういう音がちゃんとリンクしている状態は、DLAというユニットの方言だと思う。