東ティモール公演 帰国報告ライヴ

スーパーデラックスで山口ともおおたか静流向島ゆり子という組合わせのライブ。この3人で東ティモールに行って国際交流の為にライブをしてきた、と。
東ティモールでの写真を投射しつつ、トークの1st。これから発展する国らしい色彩。なんとなく懐かしい、というか、オレが幼少の頃の30年ぐらい前の、沖縄に似ていた。
2ndは3人での演奏。おおたか静流向島ゆり子の演奏は数回見ている。山口ともは、今回まで名前も知らないパターン。SDLXのスケジュールに載っていたプロフィールのみの情報。多分なんとなく聴ける気がしていた「東北」が聴けた。おおたかさんの歌声で、ライブで聴きたかった。それを聴いた。向島さんのヴァイオリンと山口のパーカッションが薄めの色付けをしておおたかさんが歌う「東北」は、悲しいぐらいに美しかった。けど、その後は、小さな子供も居る事を意識してエンターテインメントを交えつつステージを作り上げる。シンプルな幼稚さは、誰もが持ってる根源なんだな。だから誰にでも通用する。とか、そんな中で向島さんのヴァイオリンの独奏はアグレッシヴを伴っていて、カッコよかった。それと、コミカルを多用した山口の、ドラムセットの様に組まれたパーカッションがドラミングするところが、音の大きさを抑えたその感覚が、今回の来日は見逃してしまったRoger Turnerを思わせて、なんか山口のおかげでその見逃したのを補ってしまえたような気がして、ツキ、だったのかも。
あーそうだ、もう1つの大事。「花」も演ってくれた。いつかそのうちなんかのタイミングでおおたかさんの声で「花」が聴けたら嬉しいと思っていたのだけど、今夜とは思ってなかったのだけど、1stの写真で沖縄を思っての「花」、か。今夜はなんとなくの足向けだったのだけど、見たものは全部印象に残るモノだった。