Emergency!

ライブ鑑賞5連荘・・・。しかも今夜は悩ましかった。灰野敬二とスガダイローっての、かなり魅力的。そして何気にJourney・・・。いや、まあもしヴォーカルがSteve Perryだったら少し引かれたかも知らん・・・。
で、結果ピットイン。2年前の311を思うと、あの日見るはずだった静寂のライブというのは切っても切り離れなかったりする。が、311後に初めて見たライブは南博のライブで、そこのドラムが芳垣安洋。まあ、そうやって考えてしまったけど、やはりオレにはこっちだろうと。
2セット+アンコールで、23:00に近い終演。まあピットインでの芳垣のライブなら、そう珍しくない感じではある。Roland KirkとかCharles Mingusのゴリゴリのや、Duke EllingtonBenny Goodmanのスイング、そして芳垣のお好みのBurt Bacharachなんかの楽曲が演奏される。ブルースからサイケデリックに発展するような斉藤良一のギターと、フリージャズからアヴァンに展開する大友良英のギター。たまらん・・・。ニヤニヤしてしまう・・・。まあとにかく2本のヤバスギルギターがギャンギャンするところに呼応しつつ押さえつける芳垣のドラムは、やっぱこの人のドラムが特別でしょ。と、断言できる。そういう騒々しい感じだけど、ジャズだった、と、ハッキリと思わせる役目が水谷浩章のアコベ。あんな音だらけの中をよくもまあ、音圧じゃないところでジャズにするよな・・・。一見派手じゃないけれど、この役割はなかなか他ではあてはまらんかも。
まあ、なんか毎度同じ事書いている気がする。が、めんどいので書き換えん。んー、どの演奏も面白すぎたけど、特に本編最後の「Fables of Faubus」はかなりのヤツだった。先行した斉藤のギターソロが行き着くとこまで行ってフィードバックして、そこに同じくフィードバックを被せて自分のソロに持ち込んだ大友。この後の展開はいかにも大友らしいヤツなのだけど、同じギターとの演奏ってのは普段より気持ちが入るようで、かなりヤバいところまで音を跳ね上げていた。