B.O.S. Beat On the Shinjyuku URGA

仕事の帰りにパンクなライブ。ってのは、正直、少し避けたいのだけど、そうやって色々条件を付けているうちにLoudsを見る事が出来なかった、という反省をした。で、新宿ウルガに足向け。
最初はSnatcherというバンド。プロフィール的な事はまったく知らんけど、勢いのある率直なパンク。勿論、今時の音していて、結構カッコよかった。ヴォーカルが楽器を持たないというのが似合っているし、ギターとベースも歌ったりコーラスもしていた。はず。こういう若いのの音を聴くとなんか嬉しい気分。が、ギターがMCでちょっと客側を煽っていたように、なんかボーっと突っ立っている感じが多くて、まあオレも別にガンガン体が動いたわけじゃないけれど、そーやってロックのライブを聴いて面白いのかな?と、思った。
続いてD・O・Tと言うバンド。ここはちょっと名の知れた面子のバンドなのだけど、個人的にはやっぱMARU。元ラフィンのMARU。MARUが叩くのを聴く機会がくるなんて考えたことも無かったな。
こっちはベテランな面子という事もあって、一直線にガガっという事ではなく、んー、わかりやすい意味でのパンキッシュとはちょっと違っていた。楽曲的にも演奏も、いくらかの変化のある音。けど、ちょっと音圧足りない気がした。バランスにこだわりすぎ?、まあこれがそのスタンスかも知らんけど、Snatcherが熱演という感じだったので、もう少し音圧があった方がわかりやすかったかも。
して、Loud Machine。The Loodsと言われると、あー、なんか名前知ってるな。とか、そんな感じだった。が、元Grooversと知ったときは驚く。数年前からライブへの足向けをやめたけれど、オレは元々現Grooversのファン、だった。元々は藤井じゃないヴォーカルがいたという事は知っていたけれど、まあそれを気にしたりはしなかった。けど、まさかLoudsの西村茂樹がそうだったと知って、両者のイメージの重ならない具合にクラクラした。その後は一気に西村在籍時のGrooversに始まって、Loodsとか、西村関係の音を集めて聴いていた。更にね、西村という人の音楽じゃないところのやり方とか、知ってしまって、そういうのも全部含めて、オレはこの人に惚れている。あー、長くなるので端折るけど、とにかく西村とはかすり続けていた。ので、今夜、やっと西村茂樹を目の当たりにする期待。と同時に、不安。CDとDVDとYoutubeで知るLoudsは、面子の凄さからの想像通り、めちゃくちゃカッコいい。それの後のLoud Machineも、面子は引けを取らないのだけど、けど面子の年齢を考えると、不安はある。このバンドを聴く事でLoudsを見逃した事の後悔が大きくなったりしないだろうか?、と。
が。しまったな、と。西村茂樹のツイートを見て、信用するだけでよかった。余計を考えたりする必要が無かった。あー、このバンドは西村のここまでの事が全部揃っている。楽曲的にLoudsとLoodsとGrooversそれぞれから持ってきているし、あの原発の歌とか、バンドの面子の恒松正敏や加藤健の曲もある。音は勿論パンクなロックだけど、そこにはLoud Machine 2000とかあの辺りの頃の色々から持ってきたようなアグレッシヴなのが入り込んでいて、もう、ニヤニヤする余裕もなく、とにかく体がガンガン動く。といっても勿論後方の方で、だけど。
JASRACが怖いので一部削除しました。