Orquesta Libre NEW YEAR LIVE

この前のRovoのライブで貰ったOrquesta Libreのフライヤー。来月のツアーと、今夜の代官山UNICEでのライブの告知。これを見なかったら今夜のライブは全く知らんままだった。来月のツアーは渋谷WWWでファイナルみたいだけど、残念ながらその日は別のライブを観賞予定。なので、今夜のは見逃せない。
UNICEはライブのハコではなくて本来はメシ喰うところだった。UNITの系列で、同じビルのB1とのことだったのでB2なUNITの階段の途中に店あったっけ?って思って向かったのだけど、入り口が違ってて少々戸惑った。わかりやすくは、無い。もうちょい付け加えとく。メシ処らしいのだけど、残念ながらアルコールはリ・ユースカップで、これでビールを飲むと発泡酒としか思えない。他のアルコールもこのカップで出されてしまって、なんかなー。スタンディングのハコならこんなでも仕方ないのだけど、メシ営業時でもこのカップなのだろうか? それと、ドリンクと食い物はカウンターが別で、でも隣り合ってるような状態なのに支払いも別。これもちょっとどうなんだろ? なんか、配給されている気分になった。
今夜はヴォーカルなゲスト無しのインストなLibre。個人的な好みでいえばこっち、です。メシ処なので、PAは無い。椎谷求のギターと、アコベと使い分ける鈴木正人のエレベだけ、アンプに接続した状態。ので、音的には貧弱になるはずだけど、何か知らんけど、ピットインとかSDLXで聴いたLibreよりも音が前に出ている。PA無しって状態が、もしかすると影響したか?って思う。ので、若干、オレの好きなLibreの浮遊感が消えているのだけど、生々しい感じ、が、印象に残る。まあそれでも所謂ジャズのバンド的なジャジーとは違う。芳垣安洋岡部洋一のリズムの絡み方がハッキリをわかる。管楽器のそれぞれの音色と、それよりなによりLibreの一番はその複数の管楽器がテーマなりなんなりを同時に奏でる時に感じるゾクっとしたところなのだけど、それは今夜もそのまま。で、更にこのバンドが他と違うのは椎谷のギターのセンスで、ジャズとは全く関係が無い感じの音が前から後ろから。が、今夜一番「おおお・・・」と思わざるを得なかったのは正人のベース。フリージャズとかアヴァンとか、そういうところで聴いているベースの持つ個の強さとは違う正人のベースには、物足りなさを感じることもあるのだけど、それが実はとんでもなセンス。だった。クッキリとしてないのにずっと聴こえ続けている。完全にバンドの為の音としてずっと見えないグルーヴ。多々ベース奏者を知っているはずの芳垣があえてこのバンドに正人を選んだ理由ってこれじゃないのかなあ? このベースの上なら、他の奏者は気持ちよく音を連ねられる気がする。