早川義夫と穂高亜希子の世界

今日は16:30頃、東京電力圏内の電力使用量が97%になるという、ちょっとしたやばい事もあったので、職場のシステム管理者として勝手にいくつかのシステムを止めてみた。その事で特にクレームは無かったので、まあ、選択は正しかったか、と、悦に入りつつ、アップリンクに到着。
穂高亜希子は、一応、昨年FMNからリリースされたアルバムは持っていて、でもその頃の自分の聴きたいものと噛み合わず、あまり聴いてない。けど、こちらの勝手なFMNのイメージとは趣が違っていて、あえてこの人をこのレーベルというの、なんかちょっと面白い。で、今夜の1stは、その穂高さん。ピアノの弾語り。歌唱は、真っ直ぐ。くる。それが重い感じでもなく、なんとなくマイペース?ってな雰囲気で、時々しくったりするのだけど、「サルビアの花」とか、何度もやり直したりするのだけど、多分本人としてはそれなりに焦りはあるのだろうけど、なんかそう見えない。なんか、京都の人っぽい。んだよなあ。ピアノの弾語りという、ちょっとした緊張感と、本人のもっているマイペースな雰囲気。こういう事はライブという場ならでは、だと思う。終盤、アコーディオンの熊坂るつこと、ギターと歌唱でJOJO広重が加わる。広重のメインってのも1曲あって、穂高さんの歌声の後に広重のやさぐれた様なが、また、色々色。
2ndは早川義夫。バックアップとして、熊坂るつこ。もう、今更、早川さんの歌がどうとかこうとか、書くとしたら、前のをコピペでOKなのだけど、あーでも前はブルースを感じるとかそういう事書いた気がするのだけど、違う。かも。なんかもう、早川さんの歌とか音楽とか、まあそのやり方って事だけど、あまりジャンルは感じず。ただ、今までに作られてきた日本の歌のそれ、という、当て嵌めにくい感じ。ってても、聴いてる時はそんなこと考えたわけじゃなく、今勝手に記憶を反芻して、そう、思う。んー、あと、大きい。よな。歌声がって事じゃなくて、いや、歌声も大きいのだけど、音楽が大きい。ってても、音が大きいってことじゃなく、、、って、終わらんな。そこに熊坂さんの情熱的なアコーディオン。演奏する事の一番大事なのは感情、って、思わせる。「君がいない」でのコーラスの時のあの泣き出しそうな眼とか、ドキドキする・・・。しっかし、早川さん、ホント、いい共演者を見つけたよなあって、思う。
アンコールは揃い踏みで「からっぽの世界」。考え抜いたような広重のギターが、アコースティックに作り上げられたところに異物としてしっかり絡んでいて、なんか、異様だけど、独特に美しい音だった。